中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
龍井に似た茶、4種
浙江省には、杭州の西湖龍井そっくりなお茶がいろいろと存在しています。今回の銘茶図譜、そんなお茶をPICK UPしてみました。♪

大仏龍井(だいぶつろんじん)

20020525-01.jpg

杭州から高速道路で二時間、約130キロ東南に下がったところにある紹興市新昌(しんしょう)。この地で龍井茶が作られるようになったのは、いまから約10数年ほど前でした。新昌でも特産になるようなお茶を作って売り出したい、そう考えた新昌県は、1979年に県東郊外の西山嶺のあたりに新昌茶葉良種場を創設しました。この改良場には総面積35へクタールの茶畑があり、10数年前から龍井の改良が行われたわけです。

大佛龍井茶は2000年には6.7アールあたり100キロの生産量を上げられるようになりました。ここで作られる大仏龍井は、化学肥料と農薬の使用が禁止され、全面的に有機肥料と生物農薬を使用するオーガニックティーとして生産されています。

20020525-02.jpg  20020525-03.jpg
大仏龍井の茶畑と殺青風景

1998年には、中国国際茶博覧会並び貿易会で「中華文化名茶」賞を受賞し、2000年には、中国国際茶博覧会並び貿易会でも、「西山碧芽」という銘柄の大佛龍井茶が国際賞を受賞しています。

大仏龍井が作られる茶樹は、現在では伝統的な龍井種や新種の龍井43号という杭州でも使われている品種以外に「新良一号」、「新良二号」、「新良三号」など、独自に改良された品種によって生産されています。

烏牛早(うぎゅうそう)

20020525-04.jpg

烏牛早(うぎゅうそう)も、龍井そっくりの茶で、最近日本でもお目にかかる機会が多くなってきたお茶です。みかんで有名な浙江省温州市にある永嘉県烏牛鎮で作られており、約300年の歴史があるといわれています。

龍井に比べると約一月近く早く成長する早生品種だといわれます。そこから、「早」という名前がつけられています。通常2月上旬に発芽し、下旬には採摘され、3月には市場に出回っています。

茶畑は約3870平方メートル、年間の生産量は約300トン。ただし、最近では、紹興市新昌県にある新昌茶葉良種場(大佛龍井茶の生産をメインに行っている)でも作られています。

茶葉は一芯一葉で摘まれ、扁平に釜炒りされているお茶で、甘い蜜にも似た茶葉の香りが特徴といえます。龍井のナッティーさより甘味の強さが感じられる良いお茶です。2000年には、国際茶博覧茯国際銘茶金奨を受賞しています。

20020525-05.jpg

このお茶が作られている永嘉県には、とても水のきれいな楠溪江とよばれる流れがあり、名勝地となっています。

黄葉特早(こうようとくそう)

20020525-06.jpg

「黄葉特早」は、どちらかというと茶の名前というよりも品種であると考えた方が分かりやすいかもしれません。大仏龍井と同じ、新昌県で作られるお茶ですが、特徴は、通常の龍井種よりも非常に早く茶摘のできる早生種なのです。

 時には、大仏龍井の早生として出荷されますが、最近では、黄葉特早という名前そのままでも出荷されたりしています。新昌県の小将鎮や鏡嶺鎮で作られており、1999年には新昌で、この茶の茶摘みが中国で最も早い茶摘であったと記録され、人民日報でも報道されています。

20020525-07.jpg  20020525-08.jpg
新昌茶畑(左)/十里潜溪百丈岩(右)


峨眉竹葉青(がびちくようせい)

20020525-09.jpg

他のお茶が龍井茶が作られる浙江省のお茶であったのに対し、この峨眉竹葉青は、四川省の名茶として知られています。

龍井の茶葉よりも、若干細いつくりになっていますが、龍井と同じように、殺青(さっせい)の行程で釜に押し付けるようにして製茶されるお茶なのです。

名前についている「峨眉」とは、峨眉山からとられた名前で、この山は中国四大聖山として昔から仏教徒に崇拝されてきた所です。この峨眉山の山麓の700メートルから1200メートルの高い場所でお茶が作られています。

20020525-10.jpg

お茶自体は新しいもので、名前は、国務省副総裁をした陳毅氏が峨眉山の寺院で茶を飲んだらとてもおいしかったので、僧侶にお茶の名前を聞いたところ、「無名」との回答があったので、「竹のように青々としている」と語ったことから付けられたそうです。

20020525-11.jpg

清明節前後に数日間摘まれます。茶樹としてはまだ若くて強い感じがします。若い芽を一芯一葉で摘んだ後、揉捻と釜炒りを数度繰り返すそうです。やや葉が偏平で、深い緑色をしています。龍井に煮ていますが龍井より茶葉がやや長細くなっています。

1983年には、四川省茶葉品評会金賞を受賞、また、1985年には、世界食品博覧会 ゴールドメダル受賞を受賞した非常にすぐれたお茶として知られています。  




にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
老地方茶坊(閉店)
「いろんなネットショップがあるけど、どこでお茶を買って良いかわからない!」という声があちこちから寄せられます。たしかに、茶葉を見て買えないオンラインショップは、一種かけのようなところがあって、躊躇することもあるのですが、逆にネットだからオーナーとのコミュニケーションも緊密に出来てしまうというメリットもありますね。そこで、独断と偏見で選んだお勧めオンラインショップのオーナーに突撃インタビューを敢行しました。

20020521-01.jpg
「老地方茶坊」のサイト

第一回目は、兵庫県西宮に本拠をおく「老地方茶坊」さん。オーナーは、台中出身の張千恵さんという美しい女性。そして影で(実は前面で?!)バックアップするのは福建省出身のご主人見聞さん。仲睦まじい御両人に、いろいろとインタビューしてみました。

(ガイド) 「老地方茶坊」さんとは、まだウイザードの中国茶部門という感じのころからのお付き合いですが、中国茶のオンラインショップとしては、もう完全に老舗といえる部類になってきてしまいましたね。ところで、まだネットで中国茶というのが少ないころから、他に先駆けて取扱いをはじめられたのは、なにか理由があったのでしょうか?

20020521-02.jpg
(千恵さん) 日本には良い中国茶が入って来ない、日本に輸入される中国茶は本場で飲まれる物と違うとよく言われました。そんな事ないよと自分の持っている茶葉を皆に分けて見たら、大好評なので、オンラインショップを始め、もっとたくさんの人に美味しい中国茶を愉しんで頂きたいと考えました。

(ガイド) なるほど、以前からおいしいお茶をこっそりと隠れて飲んでたのが、それができなくなってしまったというわけですね。(笑)
ということは、かなり昔からお茶に興味を持っていらしたということですか?

(千恵さん) 私は、興味を持つというより、小さい時からお茶好きの父と一緒に飲んで来ましたので、生活の中の一部だと思っています。あってあたりまえ、なかったらどうしようと考えた事は一度もありません。日本に来た時に、荷物の中に自然と台湾茶が入っていました。(笑)

(ガイド) たしかに私も意識して日本茶が好きと思っていなくても、海外出向の際にお茶を持参したりしてますね。でも、千恵さんは、台中でちゃんとお茶の勉強をされているのですよね?

20020521-03.jpg

(千恵さん) お客様の中には、どうしても作法の方に目が行ってしまう方もいらっしゃるので、自分流じゃカッコ悪いので、茶芸教室に通って、半年ぐらい特訓して頂きました。(笑)

(ガイド) いやいや、とても優雅なお手前です。私も台湾で習おうかな・・・。
では、見聞さんはいかがですか?やはり身近にお茶があったのでしょうか?

(見聞さん) 福建省の泉州が田舎なので、小さい時に同じく毎日お茶を飲んでいました。しかし、安渓と武夷のお茶しか知らなかったので、中国茶が数千種類もある事は日本に来てから知りました。(爆)
でも、福建出身とお茶好きの父がいるということで、烏龍茶は色々飲みましたね。


(ガイド) うーん、そうなるとお茶に対する経験値は、我々の比ではありませんね。
ところで、そんなお茶を販売するとなると、個人レベルで楽しむというのとは、ちょっと違ってきますよね。特に、ネットでのオンラインショップというと、茶葉を直接見たり出来ないし、そもそも数年前までは、こんなにネットが広がるとは思ってませんでしたが、なぜ、インターネットでのオンラインショップを目指したのでしょう?

(千恵さん) せっかく仕事をするならやっぱり好きなことを仕事にした方が良いし、父の人脈もあり、良いお茶の仕入れには自信がありますので、中国茶関連の仕事に決めました。オンラインショップを目指したのは相手が日本全国という地域に限定されないメリットを感じたから。試飲できないデメリットも勿論知っていますが、この点は「良心経営」をすれば、口コミで良くなって行くと考えました。

(ガイド) そうそう、これをお聞きしなくてはなりません。「老地方茶坊」の老地方って、どういう意味なのでしょう?

20020521-04.jpg

(千恵さん) 老地方茶坊って何?はよくお客様にも聞かれます。「老」が付くぐらいなので、すごい年のお爺さんやお婆さんが経営しているお店と想像される方が多いようです(笑)。中国語の「老地方」は日本語に訳すと「いつもの所」になります。「いつものおいしい茶葉」と「いつもの茶道具」は「いつもの所」でという願いを込めて「老地方茶坊」をつけました。中国語読みは(Lao-di-fang-cha-fang)で、日本語の近い読みに直すと「ラウ・ディ・ファン・チァ・ファン」。発音しにくいと言う方は「ロウ・チ・ホウ・サ・ボウ」と呼んで下さい。

20020521-05.jpg

(ガイド) こうして説明を受けると、なるほど、素敵な名前なんですね。知りませんでした。(笑)
 さて、いまや、ネット上には、多くの中国茶(台湾茶)を扱うサイトが存在していますが、中にはこれでこの値段?というようなお茶も散見されますよね。だけど老地方茶坊さんの茶葉はおいしいしとてもリーズナブルだと思いますが、お茶の値段を決定するときには、なにかポリシーのようなものはあるのでしょうか?

(千恵さん) うちは、ただ価格が安いというのを目指しているわけではありません。グレード対価格で安いと言って頂けるネットショップを目指しています。自分がオンラインショップで茶葉を買う場合を想定して、「この価格なら納得できる」とか、「この価格に対してこの質なら買っても良い」と思う水準で小売価格を決定しています。

(ガイド) うん、それが一番大切ですし、消費者もそれを望んでいますね。これからもその姿勢是非続けてください。 そういえば、老地方茶坊さんは、最初台湾茶のサイトというイメージがあったのですが、どんどん品揃えが拡大していますね。これにはなにか理由があるのですか?

20020521-06.jpg

(見聞さん) 中国大陸の台湾茶ブームを見ても、台湾茶の質の良さがよく分かります。しかし、種類の多さと珍しいお茶という面から見ると、中国大陸のお茶も無視できません。お客様の声を聞きながらやって行くと、いつの間にこんなに種類が多くなったのかと自分も驚いています。でも、これだけは曲げられないという点は、自分も飲みたくない物は絶対に人に販売しないということです。ですから、質は台湾茶と同じく拘っています。

20020521-07.jpg  20020521-08.jpg
 
それから、最近では、質のとても良い宜興と台湾の作家物の茶壺が取り扱えるようになりました。これはちょっと自慢ですよ!


(ガイド) オンラインショップ運営に関するポリシーは、どんなところにあるのでしょう?

(千恵さん) オンラインショップの運営ということでは、おいしい茶と茶器の提供は勿論のこと、日本人にとって異文化である中国茶関連知識の提供にも力を入れて参りました。押し売りではなく、皆さんに興味を持って頂き、また正しく知って頂く義務が私達にはあると思っています。
そのために、本場のスタッフの協力を得て、更に中国茶関連情報や関連知識の普及に力を入れて行きたいと考えています。


(ガイド) たしかに、老地方茶坊さんのサイトの一コンテンツ「中国茶の世界」は、本当にいろいろなお茶に関する情報が掲載されていて、私もいつも勉強させて頂いてるのですが、サイト作りについて、特にこだわっていることはありますか?

20020521-10.jpg

(千恵さん) 時間の許す限り、更に中国茶関連知識に力を入れて参りたいと考えています。中国茶クイズや中国茶しりとりの他に、何かの勉強ツールも登場させたいと考えています。

(ガイド) あの中国茶クイズ難しいですね。たとえばあれを3回以内に8割回答できた人に、老地方茶坊の中国茶講座認定証でも出すと良いのでは?(笑)
巷では、中国茶ブームといわれてますが、このあたりはどのようにお考えですか?

(千恵さん) 以前も数回中国茶ブームがあったように、ブームだけなら、いずれは去って行きます。それをブームに終わらせるのではなく、私たちが質の良い茶葉、公正価格とともに、なにより大事な知識を提供して行くことによって、本場中国や台湾と同じく、生活の必需品になるように努力して行かなければならないと思います。


20020521-11.jpg

(ガイド) 最後に、オールアバウトジャパン中国茶サイトに来てくださる中国茶フリークに一言お願いします。

(千恵さん) 文化などの違いなどもあると思いますが、本場でも結構いい加減でやっている処が多い(もちろん真面目の処も多いですよ)ので、ブランドや名前だけでお茶を選ばず、是非、自分の納得できるものを選んで愉しんで下さい。

(ガイド) 今日はありがとうございました。これからも、おいしいお茶とステキな茶器を供給し続けてくださいね。



にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村

  

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。