中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
お茶の花
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お茶の花を初めて見たのは、どこでだっただろう。
我が家の付近には残念ながらお茶畑はない。車で圏央道を使って1時間ほど飛ばすと、そこはお茶所入間。いわゆる狭山茶の産地。そこに行くと、冬に白いお茶の花を見ることができる。

お茶はカメリアシネンシス。つまりカメリアだからツバキとおんなじ。したがって、花は冬に咲く。観賞用のツバキのように華やかではないが、小さな白い花は、その真ん中にツバキとまるでおんなじみてくれの「おしべ」と「めしべ」を発見できる。

白と黄色のそのコントラストは、なんとも見るものの心をほっとさせてくれる。常緑の葉と白い花。その組み合わせは、何気ない垣根などにあって、本来のもののような気がしてしまう。

そんな垣根の茶の葉は、京都の建仁寺にある。
祇園の喧騒をちょっと入った、そこだけ静寂に囲まれた伽藍の生垣に、白い花をつけているのだ。

冬の昼下がりに、建仁寺を一人散策しながら、これらの花をめでていると、ここを通り過ぎる人は残念ながらそんな花にめもくれていなかった。多分、そこにあって当たり前の日常のものとして茶の花があるからなのだろう。

こんなとき、ちょこっと、僕は、観光客と同じ目をしているのかもしれない。
が、お茶の花は、茶好きになっていらい、ついつい、目を向けてしまうのだ。

名古屋にある紅茶専門店リンアンの主人、掘田さんが雲南省を旅したときの写真を見せてもらったことがあったが、その中でもっとも目を惹いたのは、大きな雲南大葉種の茶葉の横にちょこんと咲いている茶の花だった。あんなに大きな茶葉を持つ茶の木の花が、思いのほか小さくて、とても印象に残っていた。

こんど、ちゃんと茶の実を育てて、是非自分の茶の樹に花をつけさせてみたいものだ。




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