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中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
初恋のようなお茶
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鳳凰単叢。広東省の青茶。初めて飲んだときには、桃の香り!とおもった。名前は単なる「鳳凰単叢」だった。たしか、横浜の伍福寿のお茶だった。もう8年前のこと。

5年ほど前に、蜜蘭香にであった。これはなんだ?と思った。青茶が、こんなに香り深くて味わいがあるお茶だとは知らなかった。いったいこの熟したライチのような香りはどこから来るのだろうと思った。

その蜜蘭香単叢は、いわゆる原木系の宋種蜜蘭香で、とある交易会の主催者である政府高官に送られた5缶のうちの一つだった。市販はされないという。こういうお茶が世の中には存在するのだと初めて知った。

特別の人にだけ飲まれる特別のお茶。多分もう再び出会えることもない、そんなお茶。記憶にとどめて、時々思い返す、なんとなく初恋のようなお茶。

そんなお茶があってもいいかもしれない。普段は普段の自分に見合ったお茶をただただ普段においしいと楽しむなかで、時々ふと、立ち止まって、ああ、あのときのお茶はおいしかったなあと、思い返す。

宋種蜜蘭香は、僕にとってそんなお茶だ。






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