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中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
普茶料理
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もう何年も前の話になるが、懇意にしてもらっている京都の紅茶専門店ラ・メランジェの松宮さんの案内で、京都宇治、黄蘗山万福寺の門前にある普茶料理のお店に普茶料理を食べにいった。

そもそもこの普茶料理というのは、福建州の僧「隠元」が興福寺に入山され際に伝えたものといわれる精進料理だ。精進料理だから当然の事ながら、生物の材料はいっさい用いていない。豆腐やごま、油を多く使って、様々な野菜を上手に調理してある。特に、材料の自然の味、色、形を美しく生かしてあるのが特徴で、肉、鳥、魚の擬製品が並ぶのもとても楽しい。

b200403021.jpg比較的淡白な味わいの料理が多いので、お子様にはむかない。大人の料理という感じである。

そもそも「普茶」とは、「あまねく茶をほどこす」という意味があるのだそうで、料理を挟んで、お互いに親睦を図る、そして日々の労を労うという意味を含んでいるのだとか。

大きな皿で料理がだされるのも、お互いにその皿から料理をとりあって、会話を弾ませるというのにも、その「普茶」の思想がながれているのだろう。

隠元は、日本に煎茶道を広げた人としても知られている。万福寺にも彼が所蔵した大ぶりの茶壷が所蔵されている。隠元と茶の関係は、かほりさんのHPに詳しいが、そんな隠元の伝えたお茶は、釜炒り緑茶だったのだろう。個人的な好みから言うと、これが烏龍茶だったら楽しいのになあとおもう。

この普茶料理の献立は、通常、二汁六菜で大菜、小菜に区分し、付け揚げ、雲片、浸菜を大菜、箏羮、麻腐、唐揚げ汁、みそ煮を小菜としている。京の野菜がふんだんにつかわれているのも、このみであった。それよりも、出されたお茶が烏龍茶だったので、ほらね!などと子供のように嬉しかった。(笑)


 白雲庵
 住所:京都府宇治市五ヶ庄西浦30番地
 電話:0774-32-0700





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