中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
携帯用も上から落として入れる
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飄逸實業有限公司の「飄逸杯」の最新バージョン。これは携帯用のもの。今までのは、自宅などでお茶を入れるサーバー仕様だったが、これは両側に蓋が付いている。使い方は、昨日紹介した携帯用の古いバージョンのものに近いが、一番の違いは、茶漉し部分が、飄逸杯特有の鉄球パッキン付きであること。


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しかし、これ、デザインがいまいち。鼓方に両側に広がっているのだが、蓋の部分がやや広すぎる。だから、どうしても携帯用にしては、場所をとってしまうのだ。それに、ここから飲むと、どうしても持ったときのバランスが良くない。

そして、この蓋の色・・・。2色あって、もう一つが派手なブルー。どうして、もう少し落ち着いた色にしなかったんだろう・・・。

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デザインのことはおいておいて、機能はどうかというと、他の飄逸杯と基本的には変わらない。違いは、茶を落とすとき、胴部分についているつまみを左右に回すという点。これは結構使いやすい。

実際にお茶を入れてみると、こんな感じ。

飄逸杯の問題点である、茶の量が少ししか入らないという欠点は、これでも解消されていないのだが、茶を入れて持ち歩くというより、これを茶器として手軽に持ち歩くといった使い方に適しているような器ではある。たしかに、進歩しているのだなあ。



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緑茶用携帯タンブラー
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中国茶を手ごろに飲むための道具はたくさん出ている。特に緑茶は、ネスカフェーのボトルが原型になったものがいろいろと出ているのが、とても面白い。おとといも書いたけれど、ガラスのコップで緑茶を飲むのが一般的だったことから、中国では、ネスカフェーの瓶を愛用する人が多かったといわれるが、さらに昨今ではいろんな形のグラスタンブラーが開発された。

昔のものは、両側にキャップが着いている見た目もキッチュなボトルだった。

その後に出たのが、Toshi Blogのこの記事で紹介されているもの。

で、この写真のものが、その改良版というところだろうか。


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画像のように、ガラスが二重になっているので、もってもあまり熱くないし、保温性もあるというもの。専用バッグに入れることができるので、持ち歩きも便利だ。

以前持っていたキッチュなデザインのものは、グラスの部分の真ん中あたりに茶漉しが付いていて、上方に茶葉をいれ、そこから湯を指し、蓋をする。一定時間たったら、今度は下側の蓋をはずしてそこから茶を飲むのだ。そうすれば、茶葉は反対側で茶漉しに止められて、こちら側におちてくることがない。なかなか考えられていた。

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で、これは逆のパターン。口近くに茶漉しの網が付いている。茶葉を本体に入れて、上から茶漉しをして、湯を刺しておけば、いつでもどこでも茶を飲むことができる。茶葉は茶漉しに止められて、飲むのも苦にならないというしかけ。

そして、これが進化したものが、みんなが注目して、のーとみさんがGETした、このステンレスマグだろう。中国もどんどん進化しているのが、とても面白い。



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梨山茶が好きな理由
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好きなものに理由などない。そこには「好きだ」という事実があるだけ。しかも、これは非常に個人的な事実であって、個人の事情など興味ない人には、まったくどうでもいい話である。

だけど、あえて、僕は梨山茶がすきなんだといいたい。なんで今頃こんなことを言っているかというと、梨山の春茶がまだ入手できないうちに、手元にある台湾茶を飲みきってしまおうと思って、先日から梨山を飲み始めたからなのだ。

梨山茶だけだともしかしたら飽きるかなと思って、一緒に杉林渓や阿里山、そして凍頂烏龍などを混ぜて飲んでいるのだが、同じ青心烏龍種を使ったお茶なのに、やはり梨山が群を抜いておいしく感じるのだ。

こういうのを風土香とか呼んだりするのだろうか。梨山茶には、他の高山茶にはない、独特の深みと甘み、そして香りがある。

これはたとえば、僕が苦手な金萓種の茶葉が使われてるお茶を飲むと、木柵鉄観音だとしてもすぐにわかってしまうのと同じで、好きだからこそ、ああ、これこれ!梨山なんだよなとわかってしまうのだ。

今年の梨山、どんなできなのだろう。今からとても楽しみだね。




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ガラスコップで緑茶を飲む
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最近、熱湯で緑茶を入れることが多い。確かに、甘みなんかを引き出すときには、少しぬるめの湯で入れるのがいいのかもしれないが、中国緑茶の持つ香りのメリハリを感じることができるので、やはり熱湯で入れるのが僕は好きだ。

そのときに使うのがコップ。ガラス製のなんの変哲もないコップが、こんな入れ方には最適だと思う。もちろん、蓋碗や茶壺を使うときもあるのだが、なんだか、こうたって、茶葉をがさっと入れて、そこに湯をどぼどぼっと入れて、そして茶葉をふうふう言いながらすこし向こう側へ押しやって、茶を飲むのがなんとも言えずによいのだなあ。

暖めたグラスに茶葉をいれ、1/3~1/5ぐらい熱湯を入れて、そのあと、ぬるいお湯を注ぐという方法もある。これは比較的味も香りも(熱湯を注いだときに、思い切り香りを楽しんでおくのだ。)楽しめる優れた入れ方なんだけど、最近はそれすらやらずに、熱いお湯をどぼどぼ。少し濃すぎるぐらいの緑茶がうまいよね。

新芽が多いとそんなに濃いという気持ちにもならないし、こんな入れ方が楽でいいな。もしかしたら、不精なだけ?





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日本茶の原型?-径山茶
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径山茶は、とてもおいしい緑茶だ。日本人の口にも比較的あいやすい。それもそのはず、日本にもたらされたお茶の原型が、このお茶ではないかなどといわれているのだ。

径山茶はその名のとおり、中国浙江省余杭市の近郊、臨安県にまたがる天目山東部凌雲峰一帯、東北峰の径山(770m)にある径山寺で作られるお茶だ。

歴史は古く、747年(唐代)に径山寺の僧侶法欽が数株の茶樹を境内に植えたのが始まりで、宋代には「径山では穀雨前に銘茶が摘まれる」といくつかの書物にも紹介されている。

清代に書かれた書物の中には、「1235年(宋代)に日本の国師が茶の栽培などを学んだ」という記載も登場するらしい。さらに、大応国師(だいおうこくし 別名、南浦紹明(なんぽじょうみょう))も1259年に径山寺で禅を学び、宋(中国)から帰朝の際、この径山寺から茶の臺子(茶の湯で用いられる棚)などの茶道具一式を持ち帰って、中国の茶の方式を大徳寺(京都)に伝えたといわれている。

日本茶の祖といわれる栄西も、この余杭に一時期滞在したといわれ、このお茶を持ちかえっているのではないかとも推測され、その意味からも、日本茶の祖先である可能性はきわめて高い。

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画像のように深い緑色をした細長い茶葉が特徴で、グラスで湯を注ぐとその華奢な茶葉がゆっくりと開き、とてもキレイなのだ。

径山香茗、徑山雲霧といった別名を持つこのお茶は、中国の現代の書物には、「葉は嫩く外形繊細にして繊毛あり、翠緑色で香り爽やか。茶湯は味まろやかで翠緑色をなし透明。」と非常に良いお茶として記載されている。

現在の径山茶は、1978年に余杭県農業局によって復刻されたお茶で、その後も様々な獎を受賞している銘茶なのである。

だからもっともっと、広く日本に紹介されてもいいお茶だと思うのだが、どうだろうか。



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扁石壺
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恵さんが海風號で清水の舞台から飛び降りる思いで購入した形の良い茶壺

これ、僕が持っている「偏石壺」にとても似ている。

もともと、この偏石壺は、清の嘉慶に「陳曼生」という茶壺のプロデューサーが「楊彭年」などに作らせたもの。陳曼生自身は役人だったので、茶壺作家ではなく、デザイナー・プロデューサーというべき人だったそうだ。

彼のデザインした茶壷は、後年、呉光榮が45式として取りまとめたものが有名で、その中にこの偏石壺が含まれている。

僕の持っているのは、現代の作家がそれを模造したものだが、模造がうまい人は、それなりの技量がある人だと思う。作りがとても丁寧で、土もそれなりによい。

こんな形だから、僕はこれを緑茶用につかっている。特にどの緑茶ということではないのだが、龍井や黄山毛峰などの茶葉の普通の?!大きさのものを入れている。緑茶だからなかなか育たないけど、それはそれでよいのかも。

とにかく、そのままで地肌がとてもきれいなので、濃いお茶を入れてしまうのがもったいなくて・・・。

こんど、恵さんの茶壷と並べて、同じお茶の飲み比べをしてみよう!


陳曼生については、壺迷師匠のこのページがめちゃくちゃ参考になる。




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金魚の蓋碗(海風號)
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海風號へ行ってきた。設楽さんが古い茶杯がいろいろとあるということで北京へいったのだが、茶杯よりも良いものがあって購入してきたという茶壷がずらりと並んでいた。

いくつかいいなと思うものがあったのだが、いまはこれ以上茶壷を増やせないので、今回はあきらめた。仲間がいくつか茶壺を物色して、GETしていたが、その横で設楽さんが茶壷の本をみながらあれこれと今回の収穫についてチェックしているのがとても面白かった。

僕の眼は、ついつい茶壺ではなくて、店内のあちこちに飾られている人形たちへ・・・。(笑)

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でも、金魚の蓋碗には惚れた。真っ赤な金魚が白磁の蓋碗の胴でひらりと泳いでいる。設楽さんがこの蓋碗を万里の長城へ持ち込んで、長城茶会をしたという写真を見せてもらった。山肌に細く伸びる万里の長城が見渡せる長城の跡に、この金魚の蓋碗は非常に映えていた。

この蓋碗の良いところは、蓋が平らであること。ここに龍井を投げ入れて、蓋で茶葉を抑えながら茶をするる。とてもいい感じだ。


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この金魚とついになるようにおかれていた金魚の茶杯。これは以前から海風號においてあったものだが、今回その数がとても増えていた。文山包種茶などの色の淡い茶をこれで飲むと、まるで金魚が泳ぎだすような錯覚に陥りそうだ。

繊細でかわいい茶杯。残念なことに、その形は僕にはやや横に開きすぎていた。新しく景徳鎮で作らせたという白磁の茶杯がかなり良かったなあ。早く販売しないだろうか。

しかし、みんなそろったね。



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鉄羅漢が飲みたい気分
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武夷岩茶の中で一番好きなのは、鉄羅漢。香りより味わい重視のお茶ですが、それでもどっしりと重みがあって、茶杯に残る香りは、かなりすばらしい。

ところがこの鉄羅漢、最近好みのものになかなか当たらない。水金亀や肉桂などはおお!と思えるものにである場合が時々あって、去年など、たまたま入手したものはかなりおいしかったのだが、鉄羅漢には巡り会えなかった。

初めて飲んだ岩茶がたまたま鉄羅漢だったというだけの単純な理由で、このお茶が好きなのではなくて、このお茶の秘めている独特の重厚さとか味わいの深さが好きなのだ。

一口に岩韻と呼ばれるその味わいは、しかしながら個別個別のお茶によって様々な表情を見せてくれる。この表情を文章で描写することは至難の技なのだけど、身体は素直で反応してくれる。よい表情をもった岩茶は、やはり身体が喜ぶのだ。別に健康にいいとか、そんなのではないのだが、妙に心地よくなる。気持ちよくなる。

巡り会いたいおいしいお茶として、いま上位5つ上げろといわれたら、多分鉄羅漢は何処かに入っているだろう。去年の岩茶を楽しむか、新しいお茶を待つか、それが問題だが、ちょっと鉄羅漢が飲みたい気分だ。




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ディズニー茶杯はいつ使うか?!
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ディズニーランドへ行った時に、可愛いから「記事のネタにでも」と購入したミッキーの聞香杯セット。実際に購入してきたものの、はて、これは一体何時つかうんだろうかと・・・。

なかなかお茶会などでは使いにくい。かといって、普段もなかなか使いにくい。ということで、結局これは息子のものに(笑)


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それにしてもだ、なんでディズニーがこんな茶器を開発したんだろうか?

この茶杯の裏には、ちゃんとディズニーのロゴが入っている。著作権にうるさいディズニーだから、自分の所のキャラクター入り商品は自分のロゴを入れさせるというのはわかるが、この商品はディズニーストアなどの一部の店舗でしか扱っていない正規のディズニー商品なので、おそらく、ディズニーの独自企画物とみるべきなのだろう。

とすると、この茶杯セット(実は小さな磁器のポットもある。これもなかなか使えない代物)は、なにを意図して企画されたのだろうか・・・。


  1. ディズニーのキャラクター物ならナンでも欲しがる若年層向け
  2. ディズニー好きの主婦狙い
  3. 中国茶ブームにあやかって、ディズニー好きでない中国茶好きをターゲット


ともあれ、僕のような中年サラリーマンが手を出してはいけないということはお分かりいただけるだろう。結局使い道に困って、誰かに上げる羽目になってしまうぞ、まちがいない!




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新茶緑茶品茶會
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TOKYO中国茶倶楽部月例品茶会で、今年の新茶緑茶を数種類飲み比べた。

本当は、もう少しいろんな省の緑茶を取り混ぜと思ったのだが、いままでに集められたのは、やはりどうしても浙江省の緑茶中心になってしまった。その代わり、同じお茶でも、種類が違ったり産地が違うものも取り混ぜて、いろいろと。

飲んだのは、以下のとおり。

 獅峰明前龍井(3/18摘み)
 獅峰明前龍井(3/23摘み)
 梅家塢明前龍井(3/23摘み)
 梅家塢明前龍井(4/2摘み)
 翁家山明前龍井(3/23摘み)
 東山明前碧螺春
 安吉白茶
 黄山毛峰
 開化龍頂
 雪水雲緑
 蒙頂甘露
 顧渚紫笋茶
 雲南曲茗
 緑蔭潭


個人的には獅峰明前龍井(3/18摘み)、安吉白茶、蒙頂甘露、顧渚紫笋茶が今回は良かったと思う。残念だったのは、開化龍頂、雪水雲緑、雲南曲茗の3つ。どれも本来の味がぜんぜんしなくて、改めてお茶は農産物であり、作り手で全く印象が異なってくるのだということを再認識。

開化龍頂、雪水雲緑はものすごくスモーキー。このお茶を今回はじめて飲んだ人には、ちょっと申し訳無かったかもしれない。特に、開化龍頂はぜんぜん違う。このおちゃは、はんなりとしていて、甘味のあるお茶なのだが・・・。リベンジが必要だろう。

リベンジが必要というよりも、今年のは出来が悪いと思わざるを得ないのが、雲南曲茗。去年のお茶があまりにも香りも味もよかったので、「今年は出来が悪いから売るのを止めます」というRさんから「でも好きなので送ってください」と無理やり送ってもらったのだが、やはりRさんおっしゃるとおり。好きなお茶だけに、やっぱりショックが大きかったなあ。

b200404211.jpgなかなか気に入ったのは、黄山毛峰。茶葉は結構大小様々で、所々クラッシュしたりしているのだが、中国緑茶!の印象を一番強く出していたのではないかと思う。正直いうと、黄山毛峰はそんなに好みのお茶ではない。芽の綺麗に揃った甘味のある黄山毛峰を去年も届けてもらったのだが、優等生すぎて、龍井と比べてしまうとどうも今一つぱあっとしなかった。ところが、今年のお茶はちょっと腕白坊主。野生児って感じで、なかなか面白かった。普段飲むお茶としては、こういうのがよいなあと思うこと仕切り。

今回は、蓋碗とガラスコップを使ってみた。どんな淹れ方をしてもそれなりに出る。好みや嗜好の問題もあるので、今回はややぬるめのお湯を全般的に使ったけれど、ガラスコップに熱湯を1/3。あとは若干ぬるくした湯を注ぐのが、やはり緑茶の飲み方としては、一般受けしそうな気がするね。

ただ、個人的な好みからいえば、香りを楽しみたい部分が沢山あるので、熱湯で淹れたいかも。



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英記茶荘 東京vs香港
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渋谷の神泉にあった英記茶荘が六本木ヒルズに移転して、一年が過ぎようとしている。僕が中国茶に嵌って、東京ではじめてお茶を購入したのが、この英記茶荘だった。赤いラベルが張られた英記茶荘の茶缶が並ぶ店内は、香港のお店と雰囲気はほぼ同じで、訪問するのが楽しかったのを記憶している。

当時購入したのが、水仙。いかにも「香港で好まれる烏龍茶です」という感じで、食事の時に飲むのが好きだった。ブリキの缶に赤いラベルが張りつけられた、英記茶荘オリジナルの缶も好きだった。

現在は、六本木ヒルズに本店を構えているが、昔の香港風とか庶民風というイメージが払拭されて、なんだかとても垢抜けておしゃれになってしまった。

六本木ヒルズという場所柄だろうか。おしゃれな女性が店内でお茶を見ている姿を見ると、ここがあの英記茶荘だろうかなんて、考えてしまう。そういえば支店は丸ビルにあったっけ。

b200404202.jpg僕の中の「英記茶荘」は、やはりこの左の写真のようなお店なのだ。これは、香港セントラルにある店舗。灣仔にある英記茶荘よりは確かに高級店のようにも見えるが、中でお茶を売っているのはみな、いかつい香港人のおじさんだ。

棚の赤い缶は日本でもみられるが、やはりお店の雰囲気がまるで違う。この店を灣仔にある「祺桟茶行」に喩えるなら、東京の英記茶荘は「福茗堂」といった感じだろうか。

そうなると、客層もちがって、福茗堂が欧米や日本人の観光客などを相手に商売しているように、日本の英記茶荘も六本木ヒルズを訪問するようなハイソでリッチな客層をターゲットにしているように見えてくる。

それはそれでお店のポリシーだから、僕がどうこういう必要は無いのだが、なんとなく地元密着型の、香港の英記茶荘のようなおみせが、日本にもあって欲しいものだと、このごろよく思う。

普段ががぶのみするようなお茶もあるし、実は裏にとてつもないお茶が隠されているなんていう、そんな老舗の飾らないお店があれば、大変嬉しいのだが。



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一日まったり
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本当に小さな茶壺。これを二つ並べて、一日中岩茶と鉄観音を飲んでいた。奇古堂の沈さんのエコ茶ではないけれど、茶葉は2gも入れれば一杯になってしまいそうな、玩具のような茶壷。でも、その作りは緻密で精工。きちんとした工房で作られた早期壺と文革壺である。

PCの横のテーブルに電気式の煮水器、丁度この茶壺一杯分が入る茶杯、そして茶船に入れたこれらの茶壺を置いて、メルマガや記事を書きながら、ちびちびと茶を飲む。

お茶だけを飲む時間も、お茶を介して話しをする時間も、そしてこんな風に一日好きなことをしながらちびちびと茶を飲む時間も、それも大好きな時間。

まだきちんと育っていないこれらの茶壺を、一日まったりと且つちびちびと茶を飲み続ける時間に育ててみようと思ったのが、今日、これらの茶壷を使うことにした大きな理由。でないと、僕の場合は、極端に使う茶壺が偏ってしまう。つまり好きな茶壷を好きな茶をいれるために使っているので、ついつい特定の茶壷ばかり使ってしまうことになるわけだ。特に、香港で購入してきた中焙煎の鉄観音を中心にしたこの頃のお茶生活では、一つの茶壷しか使っていないという状況である。

たまには、いろんな茶壷を使ってあげなくてはとおもいつつ、今日はほんの気まぐれで、この二つの茶壷を取り出してきた。埃まみれではやはり可愛そうだし、水平壺であるから使われないのも差別になるかもしれないし。

こんな風に時間があって、湯を差す作業が苦にならない日ならば、ちびちびと飲みつづける茶壺としては、これらは最高だと言うことが分かった。それだけでも、収穫というもの。






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ブルーフルーテッド メガ マグカップ
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僕は、ロイヤルコペンハーゲン迷である。この茶器を好きになってもう15年ぐらいだろうか。なかなか高くてたくさんは買えない。でも、この15年ぐらいで10個ぐらいのティーカップを入手した。

最近のお気に入りは、新シリーズのブルーフルーテッド メガ。今までの染付けのモチーフを拡大して描いてあるので「メガシリーズ」と呼ばれるのだと聞いた。

で、特にこのブルーフルーテッド メガ マグカップは、近年まれにみる傑作ではないかと思う。

二重構造になっていて、中のお茶やコーヒーが冷めにくくなっている。もちろん、磁器の特性である熱伝導率による器の熱さを、二重構造であるために防いでくれるのもこの器の特徴だろう。

なんといっても、この形。すっぽりと手のひらにおさまって、持ち心地も良い。そこに、大好きなハーフレースの花の模様が大きく描かれている。この藍色がとても好きなのだ。

白い器がすきなのだが、こんな模様が入っているのは、許せてしまう。しばらく遠ざかっていたカフェオレを、今夜は楽しんでみようか。





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早期紅印餅茶
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この方とか、この方とか、はたまたこの方とか、いつものメンバーで普シ耳茶品茶會。

春風秋月のオーナーAndy Li師匠に無理やり頼んで、新高輪プリンスの茶館スペースにお茶を持ち込み開催。
青柳敬子さんにもゲスト参加いただいた。

僕が持ち込んだ普シ耳茶は、七子餅茶(19年熟茶)、珍舊易武(50年)、不知年普シ耳茶(不明)、普シ耳餅茶(120年)七子餅茶(40年)、易武山春尖、易武山春芽、越年珍蔵生茶30年、千両茶、下関特級沱茶、[孟力]海銀毫、野生千年古樹青餅(10年)、七子餅茶(19年生茶)、七子餅茶(14年)、香竹筒茶、千両茶、[孟力]海茶廠青毛茶、陳年貢年茶(15年)、陳年貢年茶(20年)、貢品普シ耳茶(30年)、宮廷普シ耳茶(20年)、宮廷普シ耳茶(30年)、大顆陳年普シ耳茶、[孟力]海茶廠宮廷、冬黄餅茶、野生青磚茶、陳年大葉普シ耳茶(50年)、原野青茶、易武茶山竹皮方茶、普シ耳磚茶、888龍賞茶、[孟力]海沱茶、[孟力]海甲沱、班禅緊茶、陳年沱茶、竹筒香茶、竹筒茶、普シ耳板山千年古茶、中国雲南景萬千年古茶有機青餅、[孟力]海七子餅茶(沸海茶花白毫)、大益青餅茶、雲南野生大葉青餅、雲南喬木型野生古茶樹プーアール茶(青餅)、7542七子生餅、佛海白毫餅茶、六大茶山野生餅茶、七子餅茶(15年)などなど。

まず、10年程度の年代の新しい野生生茶から飲み始め、20年、30年、40年、50年、120年と、年代を追って飲み比べた。

年が若いほど、生茶は緑茶の面影をのこしており、ややいぶしたにおいが強い。年を経たものほど味わいが丸くなり、プーアール茶らしい香りになる。

そんな味わいの違いを堪能した後、新しい野生の餅茶を作る原料になる青毛茶を。これはもう完全に緑茶。しかもかなり上等なもの。去年の春茶なのだが、温度を低めの湯で淹れてもらったら、とてもおいしい。

その後も、台湾ではやっている焙煎普シ耳、その流れをくんだしゃおしゃんさんの千年古茶などを飲み継ぐ。やはりしゃおしゃんの千年古茶はとても飲みやすくておいしい。僕だけでは飲みきれないので、せっかくだから餅茶を崩してみんなでお持ちかえり。

そして最後にAndy Li師匠秘蔵の1940年代に製造された、早期紅印(別名、赤プウ)をいただいた。

この時代の普シ耳茶の特徴が非常に良くわかるお茶で、緑茶の名残を感じさせるような強さ、それでいてまろやかになった後味と甘さを複雑に感じさせるような、味わいの深いビンテージ茶であった。

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こんなに時間の経たお茶なのに、水色の色合いが非常にきれいで且つ透明なのには驚いた。50年物の珍舊易武の味わいに共通する、普段口にできないお茶。とても貴重な体験をさせてもらった。

紅印は、ほかに緑印、黄印などのお茶を生むが、これらの中茶牌円茶から、後に文革の早期に雲南七子餅茶へと変遷していく。そういう意味でも、餅茶の原点に近いお茶といえるだろう。

うーん、ビンテージもののプーアールの魅力ってすばらしいものがある。



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タゾ・チャイ・ティーラテ
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毎朝のお楽しみは、スタバのタゾ・チャイ・ティーラテ。このところコーヒーはオフィスで飲んでるので、スタバではこればかり。

以外にチャイって好きで、自宅でも作ることが多い。最近はメンドクサイので、ただミルク混ぜるだけなので、チャイではなくミルクティーになってるけど、昔はちゃんとチャイの作り方なんかを勉強していろいろと作ったものだった。

特にジンジャーチャイが好きで、風邪引いたかなと感じたときには何時もこれだった。リーフルでチャイのスパイス買って作ったりもしたんだけど、このタゾ・チャイ・ティーラテのスパイシーさも、なんとなくいいよね。

カルダモンとかシナモンとか、いろんなスパイスを自分でブレンドしてみるのも面白い。失敗すると飲めなくなるが、美味しいものだと「おかわり!」ということになったりする。

ベースの紅茶は、大体アッサムとかケニヤのCTC。最近おいしいCTC紅茶きらしてしまってるのも、いいかげんなチャイを作らざるを得ない原因かな。

どこかでおいしいCTC売ってますか?





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デザイン
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デザインは嗜好の一つ。そのデザインを気に入るか気に入らないかは、この嗜好に依存することが多い。特に天邪鬼な僕は、「このデザインいいですよね」といわれるようなオーソドックスなものに、あまり触手を伸ばすことがない。

でも、奇をてらったデザインが好きなわけで無く、どこかこころの片隅にある「琴線」にふれるようなデザインであるかどうかがとても重要なのだ。

この蓋碗。デザインは尊敬するライター牛嶋直美さん。漢方や花茶の世界でしられる「金銀花」をモチーフにしたもの。この絵柄を、見事に香港式の蓋碗「コクチョン」の上で表現した大好きな蓋碗なのだ。

香港のお茶の先生である池谷さん。少し前のメールで「何故、日本では蓋碗でお茶を淹れるんでしょうかね。あれって、お茶を淹れる道具ではないんですよね。」と書かれていた。たしかに、もともと貴族なんかがお茶を飲むための杯として利用していたというのは、はじめて海風號にいった時に、清代の宮廷の茶会の写真を見せてもらいながら教えていただいた。

蓋碗でお茶を淹れるのは、日本が専売特許ではないのだろう。事実、先日いった陸羽茶室でも、蓋碗でお茶を淹れているおじいさんがいた。

でも、たしかに、これはお茶を飲む道具。それを理解した上で、あえて、僕はお茶を淹れる道具として利用したい。そのために、このちょっと上に伸び上がったような形のコクチョンは、本当にありがたいのだ。よくぞ、こんな形の蓋碗を作ってくれたと、拍手喝采である。

道具は使うもの。使ってこそ良さが分かる。その良さが分かった人がデザインするというのは、とても大切なことなんだなあと、この蓋碗を使いながら、改めて思った。







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やぶきた紅茶
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数年前に、日本で作られた紅茶を品茶する会というのをNiftyの茶の文化フォーラムでやった。30種類近く飲んだのだが、これはうまい!と思った紅茶はほとんど無かった。

これは品種の問題か製造工程の問題かなどといろいろと議論した記憶がある。品種といえば、紅ふうきだの紅ほまれだののアッサム系の品種が使われているものが多かった。

しかし、なかには、やぶきたとかさやまかおりなんていう緑茶品種で作られているものもあった。それはそれで面白かったのだが、なんか、青い感じがしたのを記憶している。

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先日、フーデッックスの世界緑茶協会のブースでサンプルとして配布されていた「やぶきた紅茶」のティーバッグ。これを飲んでみた。あの紅茶の飲み比べの時に感じたような、日本紅茶に共通した不思議な味わいは、あまりせず、非常に自然な感じのする日本産の紅茶だった。

産地は静岡の掛川。こんな紅茶は、まあ、普段会社で飲む分には受け入れられるものではあるだろう。

今では、比較的あちこちでやぶきたを使った紅茶が作り始められている。が、多くの紅茶は、「なにを目指して紅茶作りがされているのか、理解に苦しむ」ものが多い。

「単にやぶきたがあるから、紅茶を作ってみました。」これでは売れないと思う。どんな味の紅茶を目指して作ろうとしているのか、イメージできるお茶作りがされないと、日本産の紅茶の将来は期待できない。

残念ながら、そんなお茶作りをしている農家は、非常に少ないのではないだろうか。

もっとも、やぶきた種でどこまで僕がおいしいと思える紅茶が作れるのかは、非常に疑問だが・・・。






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Spoonty 薄荷緑茶
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ミントティーはさまざまな場所でのまれている。日本でも有名なのがモロッコのミントティー。このことは以前書いたが、ミントと緑茶をブレンドすることは、主にヨーロッパで行われているようだ。

ところで、この写真の物、ちゃんとしたミントティーなのである。

フランスに本社のあるお茶やコーヒーのベンディングマシーンを販売している会社「SOTOCO」という会社が出している「Spoonty」という商品。

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どうなっているかというと、いわゆるティーバッグのようなものとして利用されるのだ。写真では分かりにくいが縦に切れ目が入っていて、それに従って一つずつに分解できる仕組みになっている。「Spoonty」という言葉から想像できるように、まさに、スプーン型のティーバッグという感じ。

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「分解してティーカップで茶を出しているの図」が、この図というわけだ。このティーバッグのようなもの、とてもデザインが斬新で、さすがフランス製と感心した記憶がある。

味は、ミントティーそのまま。好き嫌いはあるだろうが、ミントティーが飲める人なら、かなりスムーズに受け入れることができるというノーマルな味。楽しい商品を考える人もいるもんだ!

 Sotoco
 http://www.sotoco.fr/spoonty/




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はじめての餅茶
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はじめて餅茶を買ったのは、いまから9年前。香港の中華系デパートの地下食料品街にあった中国茶のお店。ここに何枚も積み重ねられていた「七子餅茶」の真中あたりからずぼっと引っこ抜いてきたのがこれ。

当時は、「プーアール=かび臭いお茶」というだれもが持つ固定観念のようなものをしっかりと僕も持っていて、これ飲んでおいしいのかなあ?と半信半疑で購入した。

まあ、形がよいから置物にもなるかなあと、当時は考えていた。値段からいっても、いわゆるやすものの餅茶だろう。当時の価格で300g程度の餅茶が2000円程度だった。

買ったばかりの時は、なんだか土のような匂いがした。そう、ガーデニングのお店などに売っている、しっかりと養分を含んだ黒い土の匂い。こんなお茶、飲んで美味しいのかなと、どうも飲む勇気がなかった。

それからずうっと、我が家の風通しの良いお茶倉に放置されつづけ、時々撮影に引っ張り出されるだけで、いままで眠りつづけていたこの七子餅茶。

そろそろ10年経つので、すこしは陳化して、おとなしい味になったかもしれないなどと、最近お茶の山のなかから掘り出してきた。どんな風に変化しているか、楽しみだ。




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蒙頂黄芽
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黄茶というのが美味しいと思ったことは、実はそんなにない。以前、布目先生が亡くなられる2年ほど前に君山銀針を見にいかれたのだが、その時に同行されたラ・メランジェの松宮さんから、「こんな君山銀針あったんですよ」とおすそ分け頂いた柑橘系の香りのする君山銀針ぐらいだろうか。

何故、黄茶をおいしく思えないかというと、恐らくその製造工程に問題があるのだろう。しかし、この製造工程を経ないと、黄茶は出来あがらないというから厄介なのではある。つまり、「悶黄(メンファン)」という工程だ。

一度、酸化発酵を止める「殺青」を行って一定の「揉捻」をした後、高温多湿の場所で茶葉を堆積させ、ゆっくりと発酵させるという工程が悶黄と呼ばれる。この工程によって、明瞭に味や香りに違いがでる。なんとなく、くすんだ味になる。

むかしから、どうしてこんな鰹節のような味のお茶が中国では飲まれているのだろうと思っていたのだが、確かに多くの黄茶は、緑茶とは違うアミノ酸系の味わいがより軒著に出るように工夫されたお茶のような気がする。

さて、一番個人的に親しみのある黄茶は、四川省の「蒙頂黄芽(Meng ding huang ya)」。中国の喫茶発祥の地といわれる四川省でも、かなりの歴史をもつ蒙山の麓で作られる蒙頂茶。恐らくはじめは、蒙頂甘露という緑茶が作り始められたのだろう。その中でも優良な黄芽と呼ばれる芽のお茶(唐代からの歴史のある茶だが、当時の茶の製造法上、これは黄茶出は無かったはずである。)が、いわゆる黄茶になったのは、以外に新しいといわれている。

味わいは黄茶の中でも飲みやすく、緑茶に近い味わいといえるだろう。良いものになると、甘味のある花のような香りも感じることが出きる。だけどなかなかそんな極上のお茶に出会えることが少ない、奇妙なお茶でもある。もっとも、これはなあ・・・と思うものでも、他の黄茶に比べると、なかなかに嵌るお茶ではある。


TOPICS:最近、四川省では、同省産の茶のブランド化を積極的に進めており、今年9月に蒙山で開催されるフェスタでも100グラム15600円という蒙頂茶を販売するらしい。




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文山包種茶冷茶
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文山包種茶の冷茶を飲んできた。場所は、六本木ヒルズの中にあるTORAYA CAFE

すでに日が落ち始めた時間だったので、ガラス張りのお店の中には日が差し込まず、なんとなく暗い雰囲気になってしまったが、人がそれほどいなかったので、のんびりとした雰囲気の中で、お茶と和のスイーツがたのしめた。


文山包種茶は、やや薄めに入っていたのが残念だが、この手のお店では、このくらいの風味の方がスイーツに合うのは事実だろう。個人的には、もうすこし濃い目に入れてくれるとよいのになあとおもった。

でも、とても文山包種茶らしいお茶ではあった。

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スイーツは、プーアール茶風味のぜんざいだったが、プーアール茶の味わいはまったくしなかった。うーん、ぜんざいの小豆の味がプーアール茶とあまりにも同化してしまいました。

付けあわせででてきた小さなビスケットのような、あるいはおせんべいのようなものは、なかなかおいしかった。

しかし、このお店、女性ばかりで、どうも中年のおやじがひとりでお茶のんでいるのはつらいおみせではある。まあ、ターゲットが若い女性なのだろうから、仕方がないけれど・・・。



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KEE WAHの杏仁豆腐
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のーとみさんがBlogで書かれていた香港の竒華餅家のブランドショップ「KEE WAH(キーワァ)」によって、杏仁豆腐などを購入してきた。

香港の味というよりも、香港風日本向けアレンジという印象を受けたが、こんな味わいなら嵌る人も多いかもしれない。杏仁豆腐は、見た目しっかりした硬さがあるように感じるが、その実、口に入れると結構フンワリとしていた。ただ、残念なことに、甘さが全面に出すぎているかも知れない。

残念なことに、竒華餅家で売っていた「エッグロール」やココナッツの焼き菓子はここには置いていない。エッグロールのほろほろとしたタマゴの味わいがとても美味しかったので、ここにもあるかなと思ったので、とても残念。いま、自宅のPCの前に置かれているココナッツの焼き菓子も、大切に食べなければならない。

糖朝にしろ、KEE WAHにしろ、このところ、高島屋は香港ブランドを積極的に展開しているのがおもしろい。ただ、日本風のアレンジは、本当は不要だと思うのだが、どうだろうか。もっとも、香港にいって、香港ならではの味を体験する楽しみが減るのも、たしかにどうかとも思うが。




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観音様の手のひら
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深[土川]の茶葉世界での戦利品の一つに、これがある。白磁で出来た観音様の手。上にむかって少しつぼまっている。龍井堂という龍井茶専門店のステンレス製の茶盤の上に無造作に置かれていたこのほっそりとした美しい手のひら。

一体これはなんだろう?

隣にあった台湾茶専門店の茶盤の上には、宜興の紫砂で作られたリアルな子犬の置物が置かれてた。それは本当に単なる置物だったので、この美しい観音様の手のひらも単なる置物だろうかと、首をかしげた。

でも、置物なら、なんで手だけなのだろう。ものすごく不思議だった。中国語の出来ない私が、その置物を不思議そうに眺めていると、龍井堂の小姐が、にっこりわらってこれがなんなのか教えてくれた。

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これはなんと、茶漉しを置く台だったのだ。こんな小道具はじめてみた。

これ、欲しい!すぐにそう思ってしまった。同行してくれたSさんに通訳してもらうと、「近所のお店にあるの。あとで調達してきてあげる。」といってくれた。

そこで、しばらくいろんな龍井を試飲させてもらっているうちに、ひょいとお店を出ていった小姐が、無造作に新聞紙に包まれた観音様の手のひらを二つ持ってきてくれた。結構精工にできているので、日本の感覚だと結構な値段がするのかな、100ドルぐらいかななんて思っていたら、なんと5元だという。しかも、お茶を買ってくれたからあげるとのこと。

おいおい他のお店のものを持ってきて、あげるって、それいいの?という感じだったが、「いいのいいの、気にしないで。」と、お金を受けとってくれなかった。

いまは、我が家の竹茶盤の上に、この観音様の手のひらは鎮座している。



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明前翁家山龍井
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西湖龍井のなかには、産地名をそのまま使っているものもある。獅峰や梅家塢がその代表だけれど、この翁家山というのも、最近では日本でも聞くようになってきた。

このお茶は、摘み取りが結構早かったのではないかとおもう。でも、甘味がすごい。今まで飲んだことのある龍井とは一線も二線も画していた。こういうお茶もあるんだなあと。

2煎分ぐらいしかなかったので、後は、20日の新茶會のとき用に取っておくとしても、こんな美味しい龍井を飲んでしまうのは、もしかして不幸なのかもしれない・・・。

今週梅家塢龍井が届く予定だが、寒かったせいで、香りがよいのだとか。どんなお茶が届くのか、とても楽しみだ。




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緑蔭潭
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四川省のお茶が届いた。「緑蔭潭」(Lu Yin Tan)というお茶だった。

名前も聞いたことのないお茶だった。画像のように、一煎分ずつ袋に入っている。このやり方は、最近の竹葉青や雨得活茶などと同じ。でも、パッケージのデザインはかなりけているかな。

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茶葉は、竹葉青にやや似ている。配料(いわゆる原料)の欄に「優質嫩芽」と書かれている通り、やや細めの芽の部分の茶葉でできている。龍井の芽茶を細くしたという感じだろうか。産毛が結構多いのが特徴か。

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茶葉には、龍井よりも若干厚みがあり、水分量が多いような気がする。保質期間として「製造年月日より18ヶ月」と書かれているが、そんなには持たないだろう。

産地は「眉山市洪雅県瓦屋山」となっている。この当たりの地理には全く疎いので、どのへんかよく分からないが、有名な旅遊景地区になっているらしい。瓦屋山自体は、峨眉山と同じように有名なのだとか。海抜2754メートルで山頂を取り囲む峰が82、稜線が84本というから、かなり大きな山並みのようだ。

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ガラスのコップで飲んでみた。龍井よりも香りは青い。ナッティーな香りもおとなしい。味わいは、優しい感じ。がしかし、しっかりとした緑茶の味わいがする。芽なので、それなりに強いお茶だが、口当たりはとてもよい。

この茶を発売している公司はこんなサイトを立ち上げている。かなり立派なサイトだった。中国の茶生産も、こんな風に変わっていくのだろうね。

http://www.dqcy.com/




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プーアールオーレ
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あと、プーアル・オ・レは、家でもよく作ります。アイスでもホットでも美味いですよね。プーアル・チャイとかもやります。甘みは、蜂蜜かメープルシロップを少しだけ使うのが好みです。


と、のーどみさんがおっしゃるので、作ってみた、プーアールオーレ。丁寧に茶壺で淹れたプーアールにミルクを入れてあわ立てて、そこにメープルシロップ

そして氷の入ったグラスに注いで。本当はミントの葉っぱなんかを乗せれば最高なんだけど、とりあえず素のままで。いやあ、おいしいよ、これ。あったかいプーアールオーレに黒糖というのは、まえからやってたんだけど、メープルシロップは初めて。

お茶とかハーブティーに蜂蜜をいれると、色が悪くなるので、あまり蜂蜜は使わないんだけど、ミルクを入れてしまえばあまり気にならないので、こんど竜眼の蜂蜜でやってみようかな。

是非みなさんも!
(この画像の色だと、なんだかアイスミルクみたいだなあ・・・。)




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豆腐花
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アジアンデザートの中で、一番好きなのは、だれがなんといおうと、マンゴープリンなのだが、この豆腐花というのも結構好きだ。

どう考えても「豆腐の甘いやつ」以外のなにものでもないのだが、妙に嵌る。アジアンデザートの師匠Andy師に作り方を教わって、自分でも作ってみたりしているが、やはり作るよりも作ってあるのを食べるほうがよい。

最近いった香港で唯一残念だったのは、香港の九龍城で豆腐花が食べられなかったこと。潮州料理の店でお粥を食べて満腹になってしまったためだ。このときばかりはデザートは別腹というわけには行かなかった。

東京の青山の糖朝や同じく南青山の遊仙 You Xianのものも、木桶入りということで食べてみたが、まあまあだった。これらの店のは暖かい方が美味しいかもしれない。

で、昨日食べた東方美人の豆腐花は、完全にデザート仕上げ。多分「にがり」ではなくて、ゼラチンをつかっているのだろう。でも食感が損なわれず滑らかでおいしい。冷たい豆腐花は、こんな感じのものが一番良いかもしれない。

それに、なんといってもトッピングがよいのだ。炊き上げた緑豆と麦芽が乗っている。これに黒蜜をかけて食べるのだ。とてもヘルシーなデザート。ラーメンで膨れ上がったお腹には、とても優しくておいしかった(今回は別腹だった。)。

尿酸値が妙に高い僕には、ちょっとつらいデザートでもあるのだが、でも、おいしいからいいか(薬で通風ちらして食べ歩きしているN師匠に似たものがあるかも・・・。)。




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餅茶何枚ありますか?
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今月中旬に普シ耳茶の飲み比べをしようと思っているが、そのために、最近集めていた普シ耳茶を数えてみた。
散茶は、小袋に30袋(30種類ということ)。一番古いのが、餅茶を崩した120年もの。信じるか信じないかは、飲む人の自由。(笑)次は50年の青餅の崩したもの。年代不詳の不知年普シ耳茶なんていうのもある。ただ、平均して、大体20年前後。七子餅茶の崩したものがメイン。きれいな散茶もあった。

そのほかに、餅茶、沱茶、磚茶などがごろごろ。班禪緊茶なんていう木ノ子型の固形茶もある。

沱茶はなんと6こも転がっていた。
で、磚茶は川磚、伏磚、雲南磚茶(これは5枚一セット)が・・・。
そして、竹筒茶も3本・・・。

そして、我が家には、餅茶がこんなにあった・・・。これ、このまま寝かしておくと、価値が出るかな。(笑)

でも、環境が悪いから無理だろうな。

ちなみに、あなたの家には、何枚の餅茶がありますか?




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新茶到着
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おいしい新茶が到着した。届いたお茶は、龍井3種類、碧螺春、開化龍頂、雪水雲緑。すべて明前のお茶だ。届けてくれたのは、僕が香港へ到着した日に、香港から杭州へ飛んだOさん。香港駅で待ち合わせして、鴛鴦茶をご馳走になった。

さて、届いたお茶だが、一番上の画像が雪水雲緑。緑がめちゃくちゃきれいなお茶だ。すっきり、きりりとした形の茶葉が、すばらしい。

雪水雲緑は、浙江省北部に位置する桐廬・新合郷にある雪水嶺の山麓でとれる。このあたりは標高が高く、きりが発生しやすい上に、気温が比較的低く、良い茶葉が育つための条件に恵まれた場所。

古くから穀(谷)芽茶と呼ばれる茶を(大戦以降の内乱等で消失)を1987年に復興させたお茶だという。雲霧茶の一種なので、深みのあるやや渋味が全面に出るような味だと認識していたのだが、まったく良い意味で期待を裏切られた。味と香りをネットで伝えられないのがもどかしい。

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次のこのお茶もは、浙江省の銘茶だ。「開化龍頂」。龍頂潭という湖のほとりで取れる。緑が非常に鮮やかで、茎に近いあたりに、奇麗な産毛が生えている。茶の泡汁は薄いグリーンで、おとなしい甘みが特徴。湯の温度について中国の文献はあまり触れないのだが、このお茶だけは、80度でいれろと記載されてある。繊細でおとなしい味わいだが、春らしいお茶だ。

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そして最後が東山碧螺春。これは多くを語る必要の無いもの。今年もおいしいこのお茶を飲めて幸せだ。本当に「以會茶友、天長地久」だと痛感した。感謝♪



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白磁のTea Pot
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香港に滞在中、ホテルの部屋でもお茶を飲んだ。

実は香港のグランドハイアットだから、もしかしたら、中国茶用の茶器でもおいてないかと少しばかり期待したのだが、見事に裏切られた。

おいてあったのは、白磁のティーポットとNARUMIのティーカップ。でも、この白磁の無垢な色がとてもよかった。

紅茶は購入できなかったので、PCで書類を作りながら、林奇苑茶行の白牡丹をこのティーポットで飲んだ。おいしかった。

僕は、白磁のティーポットが好きだ。紅茶好きでもあるので、我が家にもボーンチャイナの白いティーポットがあって、もう何年もダージリンのためだけに使っている。

形はやや丸い。まさに、このグランドハイアットにおいてあったものと非常に似た形をしている。茶渋で汚れると、中国茶の茶壷とはちがって、すぐに漂白する。そうすると、またとてもきれいな白がよみがえり、おいしくお茶を飲むことができる。

紅茶はどうして、こんな磁器のポットでお茶を飲むようになったのだろう。ちょっと調べたら、これは日本の抹茶と似たような経緯があるのではないかと思い至った。

白磁はヨーロッパへ景徳鎮から伝わった。後にドイツで発見された天然磁土は、景徳鎮の天然磁土の産地「高嶺山」(カオリンザン)にちなんで「カオリン」と呼ばれるようになり、「マイセン」を生んだ。また、イギリスではボーンチャイナが登場し、「ウェッジウッド」が誕生した。

中国でも、茶器は磁器からセッキへと変遷していった経緯があり、その意味ではプリミティブなものがヨーロッパに伝来し、それがそのまま残ったのだとも考えられる。なにしろ白磁がヨーロッパに伝えられたのは、12世紀アラビアの商人によるといわれており、宋から元の時代(12~14世紀)には、中国磁器の白さ、薄さ、硬さがヨーロッパでは非常に受けたのだという。

そんな東洋への思い入れが、こんな白磁のポットとなって今に残っているというのはなんとも興味深い話である。

しかも、東洋のベニスとたたえられた香港で、ヨーロッパで培われた白地の茶器(たとえそれが日本製であっても・・・)で中国のお茶を飲みながら、ぼおっとそんな歴史に思いをはせるなんて、なんと贅沢な時間なんだろう。

そんなことを思い出しながら、今日も秋摘みのダージリンを楽しんでいる。




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