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中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
黄山毛峰
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黄山毛峰は、今更説明するまでもない、とても有名なお茶だ。龍井、碧螺春と並び賞される中国三大名緑茶と呼んでも良い。

産地は安徽省黄山市。仙人が住むような広大な岩山をもつ黄山山系は、中国でも有名な観光地にもなっているし、文化遺産にも登録されている。この黄山一帯は、古くから茶の産地としても知られ、山麓の黄山市の中心地でもある屯溪は、茶の集積地としても知られている。

屯溪に集積されるお茶は、屯緑とよばれ、その昔17世紀以降、広くヨーロッパにも輸出されている。トワンケーと呼ばれていたのがそれだろうと推測されている。あの時代のお茶は、ハイソン(その中でもヤングハイソン)を頂点として、ハイソン・ピーコー、シンロ、トワンケー、ガンパウダーなどが広く輸出されていた。これらのお茶がどのようにヨーロッパで飲まれていたのかは、非常に興味深いところだ(いまだって、ドイツの緑茶輸入量がかなりの額に上るといわれているのだが、これらのお茶がどうやって飲まれているのかは、なんとも謎だ。)。

ところで、このお茶はそんな黄山毛峰の中でも、芽の部分だけを丹念に選別した「雀舌」と呼ばれる高級なもの。味わいも、甘味がとてもある上品な仕上がりだ。黄山毛峰特有のワイルドさにやや欠けるが、口の中でフンワリとひろがる味わいは、まさに玉露といっていいものだ。

こんなお茶を飲めることに感謝したくなる、すばらしいお茶であった。





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