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中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
暑い夏はこれで乗り切ろう♪ 冷茶をつくる
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このところ、本当に暑い日が続いていますが、みなさんへばってませんか?こう暑いと、ついつい冷たいお茶に手がでてしまいますよね。
でも、中国では、お茶は暖かいままで飲むのが良いと言われてきました。これは多くの中国茶が「冷」又は「寒」の性質を持っているからだとされたからです。「冷」あるいは「寒」の性のものを更に冷やして飲むのは決して身体によくない・・・。恐らく古代からの生活の知恵だったのでしょう。

だけどねえ・・・。本当にこんなに暑いとついつい冷たいものに手が伸びてしまいます。ほんの少しなら、美味しくて冷たいお茶飲みたいですよね。

実は、昨夜も帰り際にオフィスの冷蔵庫の中に水だし文山包種茶を仕込んできたところです。以外と冷茶のバリエーションって、多いのですよ!今回はそんな冷茶のバリエーションを4つほどご紹介しましょう!




アイス鉄観音

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鉄観音をアイスにします。基本的には紅茶のアイスティーの作り方を同じ。すぐに飲みたいとき。そしてお茶本来の味を出来る限り引き出したい場合は、この方法に限ります。秘訣は急速冷凍。鉄観音の替わりに、東方美人や茉莉花茶で作るアイスティーもなかなかいけます♪

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出来れば香りの良い安渓鉄観音を選びましょう。これを通常入れるのより濃くして、まずはホットティーをいれます。濃いお茶を入れるときは、茶葉の量を倍にするのではなく、湯の量をすくなめにして、濃いお茶を作るのが適当です。氷が溶けて水になる分も考えて、茶水の量を調整すると良いでしょう。
通常、中国茶の場合は、何煎もできますから、大体5g程度の茶葉で、一人分約90ccを目安にして、150ccのアイス鉄観音を作りましょう。

今回は蓋碗を使って、ポットに人数分のお茶を作ります。このとき、目の細かい茶濾しを使うことをお勧めします。紅茶のアイスティーの場合は、ここでグラニュー糖で甘みを加えるのですが、鉄観音の場合は、ストレートティーが勧めです。
紅茶の場合は、クリームダウン(白く濁る)してしまうことがあります。そもそもクリームダウンとは、茶に含まれている成分のカフェインとタンニンが結合して、 白く結晶することを言いますが、鉄観音の場合は、紅茶ほどクリームダウンすることはないのですが、それでも時々失敗してしまう事がありますので、注意してください。

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クリームダウンしにくくするには、タンニンとカフェインを結合しにくくする必要があります。そのためには、急激に冷やすのが秘訣。ですから、ここからは急いで作業します。氷を入れた別のポットに茶を一気に注ぎ込み、さらに氷を入れたグラスにそれを注ぎ、軽くかき混ぜます。これでクリアなアイス鉄観音の完成です。 ♪




アイスプーアールオーレ

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プーアールは、基本的には熱いお茶としてそのまま飲むものですが、実は、ミルクティーにしてもなかなかおいしく飲むことが出来ます。今回はそれをさらに冷たいアイスティーにしてしまおうというわけです。題して、「アイスプーアールオーレ」。一部、珍珠女乃茶の作り方を応用して、クリーミーなアイスプーアールオーレを作ってみましょう。

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普シ耳茶(プーアール/ポーレー)は、香港などで飲茶の時にでてくる黒茶(ヘイチャア)というお茶です。緑茶を堆積させて、さらに菌で発酵させた特殊なお茶ですが、本当においしいお茶はあまりかび臭くなくて、まったりと甘いおいしいお茶なのです。

まず、これを普通に入れましょう。普シ耳茶は、必ず一度洗茶をするのがポイントです。やや濃い目に入れましょう。茶壺でも、蓋碗でも、あるいは紅茶のポットでもOKです。ただし茶壷の場合は、普シ耳専用の茶壷があると最適です。♪

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濃く出した普シ耳茶は、そのままさましておきます。別途、牛乳、三温糖、そして氷を用意しましょう。これらの分量は適宜お好みですが、牛乳はやや大目、砂糖は控えめ、そして氷は1杯(200cc)につき3個程度が良いかなと思います。
ある程度さめた普シ耳茶と他の材料をミキサーに入れて、氷が砕けて軽くあわ立つまで攪拌します。

出来上がったアイスプーアールオーレをグラスに注ぎ、出来上がりです。それこそ、ここに粉圓(珍珠女乃茶用のブラックタピオカ)を入れて普シ耳珍珠女乃茶にしても十分おいしくいただけます。




水出し文山包種茶

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水出し茶というのは、実は非常にまろやかでおいしいものなのです。お茶本来の味や香りが楽しみたい人にはやや物足り
なく感じてしまうかもしれませんが、甘味を引き出し、まろやかなのみ心地は、一度はまったら病み付きになること請け合い。作り方も非常にシンプルですので、一度試してみてください♪

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水出し文山包種茶の命は、水。やはり良い水で作るとおいしさはひとしお。
市販のミネラルウォーターを使う場合は、高度の低いものを選びましょう。基本的に日本のメーカーのものは大体適度な硬さの水だといえるでしょう。海外メーカーのものを使う場合はボルビックがお勧めです。


文山包種茶は、出来れば良質のものを選びましょう。甘味が違います。

大体水1Lに対して茶葉5~7g程度。量が少ないと抽出時間がかかります。逆に多すぎても、雑味が出てしまうので、このへんは何度か作ってみて、お好みでドーゾ。
文山包種茶は良質になればなるほど、茶葉が開きにくく茶も出にくいので、一度本当に軽く熱湯で洗茶をすると良いでしょう。(大腸菌がいるという話もありますが、あまり気にしなくてもOK。)

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後は簡単。冷蔵庫に入れられるような器に茶葉を入れ水を注いで、冷蔵庫に入れて約7~8時間。おいしい文山包種茶の水出し茶の出来上がりです。我が家では、コーヒーサーバーを使っています。これだと網状の蓋が付いているので、注ぐときに茶葉がでてきません。なかなかの優れもの。もう少し縦長だともっということないのですが。




しずく碧螺春

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夏の暑い時期に、玉露を使って氷だしをする場合があります。これをぜひとも中国緑茶でやってしまおう!と考えたのがこのしずく碧螺春。氷をたっぷりつかってそのしずくだけでだすこのお茶、ぜひともお茶會などで試してみてください。九州は八女のしずく茶が原点です♪

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しずく碧螺春は、氷をたっぷり使うのがコツ。氷が夏の暑さでじっくりと溶けてその一滴一滴が碧螺春に染み渡り、極上の玉露に似た甘味の有るお茶を抽出してくれるのです。用意するのはもちろん極上の碧螺春。出来ればメリハリのある、東山明前碧螺春を入手したいところです。

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なお、今回は碧螺春を選びましたが、中国緑茶の多くが炒青緑茶で低温での抽出がしにくいので、できれば抽出のしやすいほかのお茶を探してみるのも面白いかもしれません。

茶葉は大体3g程度。日本茶の片口に茶葉を入れたら、その上からたっぷりの氷を入れて、そのまましばらく放置します。

じんわりと溶け出した雫を小さめの茶杯に注いで楽しみます。



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