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中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
黒茶で痩せる?!
中国茶でダイエットという話しは良く出ますが、その中でも絶大な効果を誇る普[シ耳]茶(プーアール・ポーレー)。緑茶に菌を付けて寝かせてある特殊なお茶なので、脂肪分解酵素やら腸の働きを活発化させるなどの効果があり、ダイエットティーとしても知られています。
今回は、そんな普[シ耳]茶の魅力と効果を取り上げて見ます。

普[シ耳]茶とは?

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雲南省を中心に生産される黒茶の代表的なお茶で、釜で炒った緑茶に湿り気を与え、放置したものですが、近年では、これに黒麹菌(くろこうじきん)を付け数年(大抵は3年)発酵させたものを指すことが多いです。
詳しくは、別途ガイド記事にてご紹介しますが、ちまたで「プーアル茶(北京語)」「ポーレイ茶(広東語)」として知られているお茶です。寝かせれば寝かせるほど、良いお茶になり、中には50年もの、いや80年ものなどというものも存在し、香港や台湾ではとても高価なお茶としても知られています。

普[シ耳]茶で痩せる?

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さて、早速本題のダイエット効果についてですが、始めにお断りしなければならないのが、「ただ普[シ耳]茶だけを飲んで痩せられるか」というと、個人差がありますが、相当ハードに飲まないと(しかも長期間)、効果てきめん!とはいえない点です。
最初から、なーんだといわれそうですが、どんなものでも、楽して痩せようというのは難しいものです。是非、適度な運動と組み合わせていただくことにより、相乗効果があると考えてくださいね。

「じゃあ、普[シ耳]茶は痩せないの?」

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いえいえ、効果はあるのです。ただし、ちまたでいわれているように体の脂肪を直接分解するわけではありません。むしろ、食事中に飲むと消化中の食べ物の脂肪の表面を分解することにより、脂肪の吸収を押さえられるという効果と、腸で脂肪や糖の吸収を抑え、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす酵素の活性化を促し体脂肪を燃焼しやすくする働きが確認されているということです。

何が働くの?

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ちょっと小難しい話しになりますが、普[シ耳]茶を作る際に使われる黒麹菌は、アスペルギルス・グリッカス属の「アスペルギルス・ニガー」又は「アスペルギルス・シバチェリー」と呼ばれるもので、いわゆるコウジカビの一種も「糸状菌(しじょうきん)」です。
これが活性化することにより、茶葉に含まれるカテキンがプロアントシアニジンやテアシネンシンといった重合型のカテキンに変化します。

カテキン同士が合体して大きな分子となった「熟成茶重合カテキン」は、普通の 「カテキン」が持つ効果だけでなく、脂肪の吸収を妨げる(ほかには、高血圧の改善、脳卒中や心臓病、循環器系の成人病を防ぐにも効果的。)らしいのですが、脂肪の吸収を抑制するこの「熟成茶重合カテキン」が、通常のカテキンよりも分子が大きいために、より一層脂肪の吸収を妨げ、肥満予防になるらしいです。

それから、黒麹菌は、「リパーゼ」を組成します。リパーゼ という酵素は、脂肪を分解する酵素なのですが、これが活性化することで、体脂肪が燃焼されやすくなります。

さらに、このお茶には、各種ビタミンB、ミネラル(亜鉛、マグネシウム)など脂肪の燃焼に欠かせない要素がたくさん含まれているために、これらの相乗効果によって、普[シ耳]茶がダイエット効果を発揮することになるのです。

本当に痩せる?

日清食品中央研究所等の研究によると、普[シ耳]茶抽出物2%をエサに配合してラットに与えたところ、リパーゼの活性化により体脂肪の分解に関与するホルモンの感受性は、高脂肪食のみならず、通常のたんぱく質や低たんぱく質食のいずれのエサでも高まったということです。

このような実験からも、効果があるということは立証されていますが、冒頭で書いたように、ただ普[シ耳]茶だけで痩せようというのは虫の良い話しです。食べすぎたときに飲んで効果が発揮出来れば、言うことは在りませんが、是非是非、適度な運動とともに試してみてください。きっと、お節料理の食べ過ぎでぽっこりと出てしまったお腹も、引っ込むことでしょう♪


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