中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
老地方茶坊(閉店)
「いろんなネットショップがあるけど、どこでお茶を買って良いかわからない!」という声があちこちから寄せられます。たしかに、茶葉を見て買えないオンラインショップは、一種かけのようなところがあって、躊躇することもあるのですが、逆にネットだからオーナーとのコミュニケーションも緊密に出来てしまうというメリットもありますね。そこで、独断と偏見で選んだお勧めオンラインショップのオーナーに突撃インタビューを敢行しました。

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「老地方茶坊」のサイト

第一回目は、兵庫県西宮に本拠をおく「老地方茶坊」さん。オーナーは、台中出身の張千恵さんという美しい女性。そして影で(実は前面で?!)バックアップするのは福建省出身のご主人見聞さん。仲睦まじい御両人に、いろいろとインタビューしてみました。

(ガイド) 「老地方茶坊」さんとは、まだウイザードの中国茶部門という感じのころからのお付き合いですが、中国茶のオンラインショップとしては、もう完全に老舗といえる部類になってきてしまいましたね。ところで、まだネットで中国茶というのが少ないころから、他に先駆けて取扱いをはじめられたのは、なにか理由があったのでしょうか?

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(千恵さん) 日本には良い中国茶が入って来ない、日本に輸入される中国茶は本場で飲まれる物と違うとよく言われました。そんな事ないよと自分の持っている茶葉を皆に分けて見たら、大好評なので、オンラインショップを始め、もっとたくさんの人に美味しい中国茶を愉しんで頂きたいと考えました。

(ガイド) なるほど、以前からおいしいお茶をこっそりと隠れて飲んでたのが、それができなくなってしまったというわけですね。(笑)
ということは、かなり昔からお茶に興味を持っていらしたということですか?

(千恵さん) 私は、興味を持つというより、小さい時からお茶好きの父と一緒に飲んで来ましたので、生活の中の一部だと思っています。あってあたりまえ、なかったらどうしようと考えた事は一度もありません。日本に来た時に、荷物の中に自然と台湾茶が入っていました。(笑)

(ガイド) たしかに私も意識して日本茶が好きと思っていなくても、海外出向の際にお茶を持参したりしてますね。でも、千恵さんは、台中でちゃんとお茶の勉強をされているのですよね?

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(千恵さん) お客様の中には、どうしても作法の方に目が行ってしまう方もいらっしゃるので、自分流じゃカッコ悪いので、茶芸教室に通って、半年ぐらい特訓して頂きました。(笑)

(ガイド) いやいや、とても優雅なお手前です。私も台湾で習おうかな・・・。
では、見聞さんはいかがですか?やはり身近にお茶があったのでしょうか?

(見聞さん) 福建省の泉州が田舎なので、小さい時に同じく毎日お茶を飲んでいました。しかし、安渓と武夷のお茶しか知らなかったので、中国茶が数千種類もある事は日本に来てから知りました。(爆)
でも、福建出身とお茶好きの父がいるということで、烏龍茶は色々飲みましたね。


(ガイド) うーん、そうなるとお茶に対する経験値は、我々の比ではありませんね。
ところで、そんなお茶を販売するとなると、個人レベルで楽しむというのとは、ちょっと違ってきますよね。特に、ネットでのオンラインショップというと、茶葉を直接見たり出来ないし、そもそも数年前までは、こんなにネットが広がるとは思ってませんでしたが、なぜ、インターネットでのオンラインショップを目指したのでしょう?

(千恵さん) せっかく仕事をするならやっぱり好きなことを仕事にした方が良いし、父の人脈もあり、良いお茶の仕入れには自信がありますので、中国茶関連の仕事に決めました。オンラインショップを目指したのは相手が日本全国という地域に限定されないメリットを感じたから。試飲できないデメリットも勿論知っていますが、この点は「良心経営」をすれば、口コミで良くなって行くと考えました。

(ガイド) そうそう、これをお聞きしなくてはなりません。「老地方茶坊」の老地方って、どういう意味なのでしょう?

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(千恵さん) 老地方茶坊って何?はよくお客様にも聞かれます。「老」が付くぐらいなので、すごい年のお爺さんやお婆さんが経営しているお店と想像される方が多いようです(笑)。中国語の「老地方」は日本語に訳すと「いつもの所」になります。「いつものおいしい茶葉」と「いつもの茶道具」は「いつもの所」でという願いを込めて「老地方茶坊」をつけました。中国語読みは(Lao-di-fang-cha-fang)で、日本語の近い読みに直すと「ラウ・ディ・ファン・チァ・ファン」。発音しにくいと言う方は「ロウ・チ・ホウ・サ・ボウ」と呼んで下さい。

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(ガイド) こうして説明を受けると、なるほど、素敵な名前なんですね。知りませんでした。(笑)
 さて、いまや、ネット上には、多くの中国茶(台湾茶)を扱うサイトが存在していますが、中にはこれでこの値段?というようなお茶も散見されますよね。だけど老地方茶坊さんの茶葉はおいしいしとてもリーズナブルだと思いますが、お茶の値段を決定するときには、なにかポリシーのようなものはあるのでしょうか?

(千恵さん) うちは、ただ価格が安いというのを目指しているわけではありません。グレード対価格で安いと言って頂けるネットショップを目指しています。自分がオンラインショップで茶葉を買う場合を想定して、「この価格なら納得できる」とか、「この価格に対してこの質なら買っても良い」と思う水準で小売価格を決定しています。

(ガイド) うん、それが一番大切ですし、消費者もそれを望んでいますね。これからもその姿勢是非続けてください。 そういえば、老地方茶坊さんは、最初台湾茶のサイトというイメージがあったのですが、どんどん品揃えが拡大していますね。これにはなにか理由があるのですか?

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(見聞さん) 中国大陸の台湾茶ブームを見ても、台湾茶の質の良さがよく分かります。しかし、種類の多さと珍しいお茶という面から見ると、中国大陸のお茶も無視できません。お客様の声を聞きながらやって行くと、いつの間にこんなに種類が多くなったのかと自分も驚いています。でも、これだけは曲げられないという点は、自分も飲みたくない物は絶対に人に販売しないということです。ですから、質は台湾茶と同じく拘っています。

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それから、最近では、質のとても良い宜興と台湾の作家物の茶壺が取り扱えるようになりました。これはちょっと自慢ですよ!


(ガイド) オンラインショップ運営に関するポリシーは、どんなところにあるのでしょう?

(千恵さん) オンラインショップの運営ということでは、おいしい茶と茶器の提供は勿論のこと、日本人にとって異文化である中国茶関連知識の提供にも力を入れて参りました。押し売りではなく、皆さんに興味を持って頂き、また正しく知って頂く義務が私達にはあると思っています。
そのために、本場のスタッフの協力を得て、更に中国茶関連情報や関連知識の普及に力を入れて行きたいと考えています。


(ガイド) たしかに、老地方茶坊さんのサイトの一コンテンツ「中国茶の世界」は、本当にいろいろなお茶に関する情報が掲載されていて、私もいつも勉強させて頂いてるのですが、サイト作りについて、特にこだわっていることはありますか?

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(千恵さん) 時間の許す限り、更に中国茶関連知識に力を入れて参りたいと考えています。中国茶クイズや中国茶しりとりの他に、何かの勉強ツールも登場させたいと考えています。

(ガイド) あの中国茶クイズ難しいですね。たとえばあれを3回以内に8割回答できた人に、老地方茶坊の中国茶講座認定証でも出すと良いのでは?(笑)
巷では、中国茶ブームといわれてますが、このあたりはどのようにお考えですか?

(千恵さん) 以前も数回中国茶ブームがあったように、ブームだけなら、いずれは去って行きます。それをブームに終わらせるのではなく、私たちが質の良い茶葉、公正価格とともに、なにより大事な知識を提供して行くことによって、本場中国や台湾と同じく、生活の必需品になるように努力して行かなければならないと思います。


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(ガイド) 最後に、オールアバウトジャパン中国茶サイトに来てくださる中国茶フリークに一言お願いします。

(千恵さん) 文化などの違いなどもあると思いますが、本場でも結構いい加減でやっている処が多い(もちろん真面目の処も多いですよ)ので、ブランドや名前だけでお茶を選ばず、是非、自分の納得できるものを選んで愉しんで下さい。

(ガイド) 今日はありがとうございました。これからも、おいしいお茶とステキな茶器を供給し続けてくださいね。



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