
「中国茶」、「五感」
というキーワードは、確かによく使われる。
僕にとってこれらのキーワードを見ると
すぐに孔先生の『中国茶・五感の世界―その歴史と文化』
を思い出してしまうのだが、
この本はそっちの路線ではまったくない本。
うーん。そっちの五感かあ・・・。
All About時代に
お茶と美容、健康について記事を書いてくださいといわれ
断り続けてきた分野ともいえる。
でも、こういう切り口って人気があるのだよね。
まさに需要があるからこういう本も生まれるわけで
それはそれで否とはしない。
設えを美しくして
優雅に健康に、そして楽しく。
なんて素敵な中国茶。
そういう世界から距離をとってずいぶん経つけれど
そういう世界はそういう世界でありなんだと思う。
たまにこの手の本をみたり
blogを見たりしながら、
最近では、おお、すごい工夫がされていて
お茶の世界も進化したんだなあって
かなり本気で感動したりもする。
武骨で凛とした
陰翳礼讃的な茶道も
庶民の蓋碗茶のような世界も
そしてこの本が描き出す世界も
お茶の世界であることには間違いがない。
『五感で楽しむ中国茶』
出版社: オフィスエム; AB版
著者:林圭子
発売: 2015年11月7日
ISBN-10: 4904570987
ISBN-13: 978-4904570982

にほんブログ村
| ホーム |