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ちんすこうとさんぴん茶
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「沖縄にきたら必ず寄らなければいけない」と聞いていた「琉球料理乃山本彩香」。さとなおさんの本にも「沖縄料理の最高峰」と書かれている。「予約が取りにくいお店」としても知られているが、運良くキャンセルが出て無事行ってこれた。

その料理の詳細は「Eating Tracks」に書くとして、ここで書いておきたいのは、実は最後に出てきたさんぴん茶とちんすこうがめちゃくちゃ相性がいいということ。

山本彩香のちんすこうは、もちろん手作り。これがまたおいしいのだ。こんなにおいしいちんすこう、あったんだねという感じだ。朕好こうというと、ちょっと甘くて、たしかに中国茶にもあうよなあと前から思ってはいたのだが、とても上品な味わいのこのちんすこうは、本当にお茶にもあうのだ。

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そもそも「ちんすこう」は、15世紀頃登場したといわれる。琉球王朝は日中両属だったらしく、琉球の国王が交代するたびに中国皇帝がわざわざ冊封使を送りつけてきて、国王を承認していたらしい。この冊封使が中国からやってくるときには様々な専門家が随行し、その中に菓子職人も常に随行していたため、中国菓子の製法などが琉球に伝えられたのだといわれている。

ちんすこうもこの時、中国から伝えられた宮廷菓子を琉球風にアレンジしたもののひとつだったようだ。

しかし、当時のものは今のものと違って祝事用の蒸しカステラ 「チールンコウ」が原型で、米の粉を蒸して砂糖とラードを加え、型に詰めて蒸し上げ作られていたらしい。琉球王朝時代には、ちんすこうのこのスタイルが維持されていた。

では、今のちんすこうになったのはいつかというと、明治41年なんだそうで、それまで蒸していたちんすこうを試しにレンガ釜で焼いてみたのが始まりだとか。だれがなんの目的でそんなことをしたのかはわからないが、なかなか面白いことをするやつがいたのだなあ。

それにしても、ちんすこうはチールンコウがなまったものだが、珍楚[米羔]という漢字は「珍しいお菓子」という意味なんだそうで、貴重なお菓子という意味もあるらしい。

たしかに、こんな上品でおいしいちんすこうならば、それは貴重なお菓子だといえるだろう。ほかの料理ともども、東京にあったら月一で通いたいと思ってしまう山本彩香、恐るべしである。


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