中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
黒茶か緑茶か
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ポーレー茶。そもそも、この茶は、緑茶の集積地であった雲南省の普シ耳(プーアール)という土地の名前を取ってつけられたもの。ここに集まるお茶の総称であり、おそらく昔は確実に緑茶を指したに違いない。

そもそも、普シ耳茶は、雲南省の緑茶を運搬しやすいようにお碗型、レンガ型、円盤型に固められたものだったはず。ところがいつの間にか、歴史の中で産地に長い間放置されたお茶が持てはやされるようになり、現在のような黒茶に変化していったものではないかと思う。

普段、日常の中で口にくるポーレー茶は、熟茶。これは確実に後発酵させているので、黒茶の分類に入れることができるであろうが、雲南省の緑茶を蒸して固めたものが数年たって日本に入ってきたものは、確実に緑茶の分類に入れるべきお茶である。これが生茶といわれているのも。

写真のお茶は、55年物の熟茶だった。すでに飲み終えて手元にはない。茗心坊の林さんが来日したときに、自分用に飲んでいたお茶を僕にくれたものだった。熟茶といいつつ、緑茶の表情を残したほうじ茶のような、お茶だった。おいしかった。

熟茶にも生茶にも、それぞれの味わいや魅力があることは、ポーレー茶で触れたとおり。で、ここに書いたことの延長として、別のお茶だと認識すると、また違った見え方がしてくるかもしれない。

緑茶は劣化が早いので、なかなか陳年茶とすることはしないが、いわゆる生茶は普シ耳緑茶の陳年茶ではないか?ならば、緑茶だって陳年茶にしてはおかしいことはないし、まして、陳年に耐えうるように、焙煎をしても決してだめだということはないはずだ。

のーとみさんが絶賛した香りを持つしゃおしゃんの千年古茶青餅が、その典型だろう。このお茶を飲むと、頭のてっぺんが軽くなる。僕の場合、茶を健康に結びつけるアプローチはとらないので、普段はダイエットとか、花粉症に効くとかは決していわないが、こと、このお茶だけは、なんだか、体に効く。こういうお茶も、世の中にはあっていいのだ。

体をリラックスさせたいときには、本当にうれしいお茶である。



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