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安渓鉄観音の底力
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通常、青茶の茶葉はちぎれていてはいけない。これは特に手摘みの台湾烏龍茶の常識だ。しかし、本当にそうなんだろうか?たしかにちぎれていることによるデメリットは計り知れない。さまざまな雑味が湯に抽出しやすくなってしまうから。

特に、発酵の軽い茶葉に[火共]焙を強くかけることによる茶の破壊は、致命的で、香港などで入手できる昔風の安渓鉄観音などは、発酵がしっかりしている。

さて、最近安渓鉄観音の上質なものを飲む機会に多く恵まれているが、その多くが茶葉のふちにかけてよれよれにちぎれているものが多いのを見かける。明らかにきれいに茶葉が復元する台湾茶とは違う。

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良質というのに、茶葉がちぎれている?そう思われるかもしれないが、じつは、こと安渓鉄観音においては、この地切れがあるからこそ、本当の味わいが抽出されることになる。

この茶葉の千切れは、非常にきつく包揉されることによっておこってしまうのだが、これほどまで強く揉捻されなければ、このような味わいは生まれてこない。

だから、ここでは、茶葉がきれいであることは、かならずしも良いお茶の条件にはならないのだ。

もし、良い安渓鉄観音を飲む機会に恵まれたら、是非機械摘みの茶葉と比較してみてほしい。あきらかにその千切れ方には相違がある。安渓鉄観音の味わいの奥底に潜むこの地切れによる味わいの妙は、台湾烏龍茶には見出すことができないもの。だからこそ、これほどまでに、僕は安渓鉄観音に惚れているのかもしれない。







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