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中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
似て非なるもの?!
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テイスティングは、目的によってやり方が変わってくる。
ワインの場合が典型らしい。

例えば、ソムリエのテイスティングは加点法なのだそうだ。

お客さんにワインを勧める時に、その個性や良さをワインの外観、香り、味わいから判断し、それを言葉を尽くしてお客さんに伝える必要があるからだ。

透明度、色合い、感覚そんなものを先ずグラスの中の液体のなかから見出さなければ行けない。そして香り。香りの強弱、香りの質、香りの傾向を刻々と変化する多様な表情のなかからひきだして表現する。さらに味わい。口当たりの良さ、強弱、アルコールの具合、苦味、酸味、収斂味などさまざまな複雑に絡み合ったものたちを、ほどきつつ、そのなかから、そのワインの良さ、個性を見つけていく作業。

それは、決して欠点をみつけるのではなくて、そのワインのもつ良さを見つけ出してあげる作業となる。

b200403172.jpg一方で、お茶の品茶(テイスティング)の場合は、減点法である場合が多い。

これは品質管理の目的で品茶が行われるからなのだろう。そのお茶の悪いところをお茶の表情のなかから抉り出して減点していき、残った良いものをチョイスするという方法。

それはそれで、非常に重要なことだろう。

いままで、僕らがやってきた品茶は、どちらかというと従来の茶の品茶法だったのではないか。お茶の中に潜む欠点をあげつらい、良いお茶か悪いお茶かを言い当てる。

でも、僕らは品質管理人でも品評会の審査員でもない。良いお茶も悪いお茶も、出来れば楽しく飲みたいと思う単なる茶人。であるのならば、僕たちがやるべきなのは、良いところを見つけ出す品茶なのだろう。

もちろん、ワインとお茶では、かなり違いがある。葡萄の産地や品種など、管理方法が画一的に決定される場合が多いワインの場合は、スタート地点での認識の共有化というのがかなり進んでいる分野だと考えていい。一方中国茶の場合は、同じ茶名のものであって、認識の共通化というのは非常に難しい。品種というキーワード、あるいは産地というキーワードはあるにせよ、作り手の意図一つで、同じお茶が何十にも変わってしまう。

そんなお茶に、ワインのような「標準」をあたえることは所詮むりなのだろう。でも、参考にはなる。縛られるのではなく、そんな表現方法もあったりするということを、頭のなかで思い描きながら、おもいのままに品茶してみると、キット世界が広がるような気がする。



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テイスティング手法がしっかり確立されているワインの表現方法を教わる機会を得た。
2004/03/19(金) 00:25:23 | URL | お茶すきさん #79D/WHSg[ 編集]
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