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中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
老舗の貫禄
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ここだけは行っておきたかった「茗香茶荘」。尖沙咀からバスで25分ぐらいの九龍城。下町の風情が生き残っている町の路地にある茶荘だ。

一歩はいると、地元のおばちゃんが買い物籠片手に、鉄観音を買っていく。これも地元のおじさんがふらりと入ってきて、お茶を飲んでいく。

そんな風景画当たり前に繰り広げられる老舗の茶荘。

棚に並ぶお茶の値段は、香港の中心部と比べると、半分ぐらいかと思えるような地元密着型の価格設定。とくにがぶ飲み用のポーレー茶は、売れ筋らしい。

b200403271.jpgしかし、ここは広東語しか通じない。いや、若旦那のマイケル氏は英語ができる。でも、僕が訪問した際には、彼は不在でいなかった。こうなるともう筆談しかない。茶の名前や品種はなに?とか、試飲させて!いくら?なんていうのは、どうにでもなってしまうから不思議だ。まったく言葉が通じないのに、試飲もさせてくれる。

ふらりと入ってきたおっちゃんに、ご主人が「マイケルの知り合いの日本人がいまきていてさあ!」なんていっているらしくて、そのおっちゃんも、にこやかに僕に向かって片手を挙げてくれる。

なんだか、下町の人情があふれかえるお店だった。

こんなお店なのだけど、ちゃんと隠し玉を持っている。日本でもその名前を知られるようになった「冠軍茶王」。昨年からさらに良い茶葉を使ったいわゆるスーパー冠軍茶王なんていうのが、それだ。値段ももちろん他のお茶に比べて倍近くするが、これがまたおいしいのなんのって。こんなにおいしいと、倍という値段がぜんぜん気にならない。なにせ、倍と言ったって、100g数千円だ。

こんな隠し玉があり、なおかつ、庶民のお茶も扱うのが、老舗の貫禄といったところだろうか。

こんな老舗の茶荘にふらりと訪れて、日がな一日お茶する生活、やめられないだろうな。九龍城の人たちがなんともうらやましい午後であった。



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