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中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
老師との再会
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この方は僕の直接の師匠ではない。でも、この方がいなければ、僕が中国茶に興味を持つことは多分なかっただろう。その意味でもこの方には頭が上がらない。

長沙灣の本店でたまたま再会した陳老師。相変わらず元気そうに独特のやり方でお茶を入れてくれた。流れるような所作が美しい彼の茶藝は、台湾の陸羽のものとも違って、男性的だ。特に香港式に茶杯をサーブするところなど、かっこいいの一言である。こんな所作を身に付けたくて、彼の店に通ってしまうのも良いかもしれない。

日本人観光客御用達だの、高い割りにはおいしいお茶が少ないだのと、最近あまりぱあっとした話が聞こえてこなかった茶藝樂園。それでもここのお茶は僕にとってのお茶の原点だから、こうやって帰ってくると妙に懐かしい。

そんな僕に、老師は3つのお茶を入れてくれた。一つは金萓。これは残念ながら僕が金萓を好きではないというだけの理由で、僕には評価されなかった。ちょっと可愛そうかも知れない。

次ぎは、凍頂茶王。

香港で飲む台湾のお茶は、どことなく、やはり香港の味わいがするのだが、とくに老師が指導して香港で火入れさせたという凍頂烏龍の茶王は、完全に香港の味に変身していた。50gで1000HK$という値段は、多分僕も手が出ない。でもそれだけに、ややストロングなそれでいて甘やかな独特の余韻が後まで残る、おいしいお茶であった。

そして最後に秋韻王。このお茶は、懐かしい記憶がある。乳香花というお茶でスタートした僕の中国茶遍歴は、常に安渓鉄観音が真中にあったのだが、この秋韻王が実は乳香花よりも原点に近いのだ。僕が秋茶が好きだといってはばからないのは、このお茶が原点にあるからだといえる。いわゆる僕にとってのスタンダード的なお茶といって良いかもしれない。もちろん毎年味や香りも違う農産物だから絶対的なスタンダードでは有得ないのだが、そこはいわゆる感覚的なもの。ネーミングもいいよね。(笑)

これは多くは語らなくてもよい、とても穏やかで平和な気分になれるお茶だった。もちろん、最近もっともっと良いお茶を沢山飲んできたので、レベル的にはすごい!とは思わないけれど、これこそ、ほっとできる、とても大切なお茶ということだろう。

老師と再会して、そしてまた秋韻王とも再会できて、本当に嬉しい時間だった。



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