中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
マカイバリの釜炒り緑茶
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僕は自称中国茶好きのダージリニストである。つまり、ダージリン大好き人間なのだ。もちろん紅茶は他のものもいろいろと飲むのだが、その中でどれか一つ選べといわれると、ダージリンを選んでしまう。

これはきっと、中国種(あるいは中国種を改良したハイブリッド)による紅茶だからということと、なによりもその香りの良さに惹かれている点が大きいだろう。

そのダージリンにも、このところ、いろんな試みが行われているのは知っていた。特に、中国のお茶を模倣した製茶法の導入というのが行われていて、ダージリンウーロンだの、ダージリングリーンなど言う名前は、既に数年前から日本にも聞こえてきていた。さらに、白茶の製法で作られたダージリンホワイトなんていうものまで登場して、「うーんダージリンどうしゃったんだよう!」という感じだった。

聞くところによると、ドイツ、アメリカ、イギリス、日本などの紅茶輸入国のニーズに合わせるために茶園も様々な努力をしている過程で登場してきたお茶らしい。

「本来の、ダージリンらしいダージリンを作った上で、これらの様々なお茶を作って工夫していくのは賛成なんですけどね。」と、僕の京都の姉さんであるラ・メランジェの松宮さんは言う。

その松宮さんが、みなさんで飲んでといって届けてくださったのが、この「マカイバリ農園の釜炒り緑茶」。先日の竹里館での黄さんのテイスティングでも、及第点を取ったこのお茶は、様々な国の身勝手なニーズに翻弄された結果であるところのいいかげんな緑茶では決してなく、非常に真面目な作りをしている。

なんでも、3月に京田辺市の日本緑茶の手揉み職人たちがマカイバリ農園を訪問し、手揉み製茶を実演して見せたそうだ。そんな民間交流が、このお茶を生んだのかもしれない。

ダージリンの持つ気品の高さを維持しながら、まだ開ききらないつぼみの花のようなそんな印象のこの緑茶は、いままで飲んだことのあるダージリングリーンと比べると、かなりおいしいと思った。

年々青くなるダージリンのファーストフラッシュ。これは日本からのニーズらしい。この釜炒り緑茶は、そんなに青いダージリンが好きだったら、ここまで青すればよいとさえいえる青さ際だったお茶ではあるけれど、紅茶の作りで発酵を浅くするよりも、緑茶の作りで発酵を浅くするほうが自然の摂理にかなったものであるということを切実に思わせるものであった。

これはこれで美味しいのだ。しかし、やはり紅茶は紅茶。セカンド或いはオータムナルのような、非常にしっかりとした奥行きのある深みがダージリンの紅茶には欲しいと思った。




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