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中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
古丈毛尖
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湖南省のお茶を飲む機会はあまり多くない。たまに飲む機会があっても、それほどおいしというお茶に恵まれずにいた。そんな少ない経験から、湖南省のお茶は独特のえぐみを持った飲みにくいお茶という偏見をすっかり持ってしまっていた。

もちろん、君山銀針は別格だ。これはめちゃくちゃ美味しいものにであったことがあって、ほう、黄茶ってこんなにおいしいのかと、脱帽して「参りました」と頭を下げたことがあった。

しかし、黄茶は置いておくとしても、そもそも湖南省の緑茶を掲げよなんていう試験があったとしたら、みんなどれだけ答えられるだろうか。浙江省とか安徽省のお茶に比べて、それだけ日本ではマイナーな茶産地でもあった。

ちなみに、湖南省のお茶には、こんなものがある。

安化松針、回峰、岳北大白茶、岳麓毛尖、河西圓茶、官庄毛尖、牛抵茶、碣灘茶、江華毛尖、高橋銀峰、黄竹白毫、松磁碧澗茶、湘波茶、韶峰、雪峰毛尖、獅口銀芽、双峰碧玉、太青雲峰、ちん州碧雲、東湖銀毫、洞庭春、洞庭春芽、南岳雲霧茶、白石毛尖、玲瓏茶・・・。

さて、どれだけのお茶を目にしたこと、あるいは口にしたことがあるだろうか。「安化松針」は茶葉リストの上位に出てくるお茶なので、名前ぐらいは見たことがあるかもしれない。それから、かろうじて高橋銀峰を飲んだことあるという人がいるかもしれない。それ以外は、ほとんど日本ではお目にかかることがないといっても良いかもしれない。

それほどに、湖南省のお茶は日本には馴染みが薄い。

そんな湖南省のお茶にここでであった。そう、このお茶は、湖南省の「古丈毛尖」というお茶なのだ。

湘西土家族苗族自治州の中心吉首(きっしゅ)の北約50kmの古丈県で作られるお茶。つまり地名がそのまま名前になったお茶。じつは、僕の本家HPにある「中国銘茶図譜」には、「なぜか味は、ちょっと日本人の口には合わない湖南省独特の緑茶の風味です。 」と書かれている。

そう、このお茶に対してまで、こんな思いが染み込んでいたのだ。「湖南省のお茶はまずい」。でもしれはウソだった。湖南省のお茶には、美味しいものがある。すくなくとも、今の僕の認識はこのように変化している。もちろん、碧螺春や龍井のように、洗練された味わいではない。どこか田舎臭い、垢抜けない印象派ある。でも、それだけにのびのびと育ったという感じのする味わいがまた良いのだ。

10年近く中国茶と向き合ってきて、まだ時々こういうお茶に出会えたりすることがあることが、やはりとても嬉しい。だから中国茶はやめられないと思ってしまう。

こんな出会いをくださった菊地先生に感謝・感謝である。



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