中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
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Turn back the clock
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以前、中火(仕上げの段階で火の入れ方をやや強くして仕上げたもの。)以上の火入れのお茶はあまり好きではなかった。なぜかこのようなお茶を飲むと必ずといって良いほど、舌が荒れたり、胸焼けがしたものだった。それは多分、安い茶かいいかげんな火入をした悪いお茶だったのだろうけど、当時僕の嗜好として合わなかったといったほうが正しいかもしれない。

もともと、僕のお茶の原点は、こんな中火の安渓鉄観音だったはずなんだ。でも、いつのまにかだめになってた。

だから、専ら安渓鉄観音も高山茶も清香のものばかり好んで飲んでいた時期があった。やや青みの感じることが出来るこんなお茶は、当時流行の兆しがあって、たしかにその後、清香の茶は日本でももてはやされた。

安渓鉄観音もむしろ火入れの軽い仕上げをしたほうが、良いお茶なんだという触れこみで、そんなまるで荒茶のようなお茶が出まわるようになって、僕なども嬉々として飲んでいたものだ。

ところが、しばらく前から台湾でも香港でもなんとなく火入れの軽いお茶ってそのときは良くても、長く飲みつづけられないよねみたいなことが言われるようになって、こんどは、焙煎の方法に凝る方向にベクトルがぐぐっと傾いているような気がする。

たぶん、台湾の2000m近い高い場所で作られる阿里山や梨山などのお茶の場合は清香の方が茶葉の性質にあっているのかもしれない。じっさい、三宝園の春子さんは、「濃香は梨山も阿里山もプライドがありますので、作りません。」という。

でも、安渓鉄観音や凍頂烏龍などの茶葉は、むしろ温故知新とでもいうように、こぞって古味の火入れをするようになっているような気がする。「昔はよかったのに」とか「昔にもどろう」とかそんな感じか。

最近の茶農の茶の作り手はみな若い人が多くなったそうで、そんな彼らは清香のお茶で育ってきた世代。なのに、なんでそんなトレンドが起こったのか不思議なんだよね。もしかしたら、じいさん達は昔のお茶の方がよかったなあということになったのだろうし、若者たちは、じいさんたちが昔のお茶といっている奴って、ちょっと新鮮ジャン!ということになったのかもしれない。(笑)

そこで、去年ぐらいから意識して中火のものを飲み始めているのだが、今まで感じていたような中火のお茶に対するアレルギーというものはすっかりなくなっていて、実においしいと思うのだ。つい先日も、清香系の凍頂烏龍と中火の凍頂烏龍の飲み比べをやったのだが、ともすると中火の凍頂烏龍の方が深みがあって、香りも各段によかった。

昔から中火以上のお茶が好きだった方には、いまさらと言われてしまうかもしれないが、そんなこんなで、最近ではすっかり中火のお茶に嵌っている。

いま一番のお気に入りが、春風秋月の香港らしい鉄観音の味わいがする「古方焙煎 安渓鉄観音」。秋茶も届いたようなので、もう少し火入れが落ち着いた頃にじっくりと味わいたいと思う。そうそう、僕がお茶に嵌り出した頃に飲んでいた香港の鉄観音って、みんなこんな味わいだったんだよね。

なんだかお茶を飲んでほっとするというのも不思議なものだけど、やはり僕のお茶の原点は、香港系の安渓鉄観音なのだなあ。






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コメント
この記事へのコメント
 平田さんご無沙汰しています。お元気ですか?
 焙煎茶のお話、私も同じような状況です。(笑)私の場合、潮州のウードン山の茶農家さんで下宿?した時に炭火焙煎のお茶を見て、その大切さを再確認した次第です。最近の単叢も発酵と焙煎を浅くしたものがかなり多くを占めていて、それはそれで美味しいのですが、炭火で焙煎すると日持ちして、味も角が取れてコクが出るんですよね・・・炭火の熱で水分と一緒に色々なものが出て味の微調整ができるとでも言うのでしょうか。それと収穫&製茶時に湿度が高かったりするとやっぱり青いものはかなり速く劣化していってしまいます。この茶農家さんのところで毎年強化下宿?しているのですが、そこのお茶は豊作でも凶作でも、いつも安定しています。製茶技術の問題もあるでしょうが、多分炭火焙煎の影響もあるのだろうな・・・と私は見ています。大陸はまだまだ清香路線ですが、それでも専門家の中では烏龍茶の発酵と焙煎の大切さを説く人もチラホラ出てきました。数年後には清香路線は消滅しているかも。
 来月は雲南と福建に行ってきます。
2004/10/23(土) 10:52:30 | URL | shiho #79D/WHSg[ 編集]
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