
中国の陶器の産地としてつとに有名な江西省景徳鎮。そこで作られるお茶がこの「得雨活茶」。このお茶は、ここ数年日本でも「人民大会堂の国宴茶」として知られている。
この茶をはじめて飲んだのはもう5年ほど前だろうか。3gが赤い袋に入っている。白居易が景徳鎮の茶を好んだという話が残っているのだが、それがこのお茶ではないかといわれている。でも、かれは江西省のお茶を広く飲んで歩いていたらしいから、いつものことだが、真偽の程は解らない。
でも、どうやら国宴茶になったのは、江沢民 元国家主席が好んだかららしい。江沢民は、お茶にうるさかったらしいのだが、どうして、龍井ではなくこのお茶にしてしまったのだろう。この茶の前は龍井が国宴茶だったらしい。
「雲霧茶」ともいわれるように、華奢な芽の茶だ。思いのほか、味わいに重みがあり、芽のお茶にしては力強い。

様々な銘茶を生みだしている茶産地の江西省のお茶のなかでは、僕は狗牯脳茶という緑茶がすきなのだが、たしかに、仕事をしながら飲むには良いお茶だ。力強さは、おそらくカフェインが多いことが原因なのだろうが、おかげで頭がはっきりする。
仕事向きの茶というところか。でも、茶底はとてもきれいなお茶だ。あとはパッケージをどうにかしてよという感じだが。

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