中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
九曲紅梅
b200412141

浙江省杭州のお茶といえば、だれだって「龍井」をあげるだろう。しかし、龍井に匹敵するお茶がここにあるのを御存知だろうか。

そう、紅茶の九曲紅梅は、杭州のお茶なのだ。龍井と並び賞されるということで、「一紅一緑」という言葉があるぐらい。産地は江省杭州市の郊外、西湖区周浦郷。

このお茶、いまでこそ有名だったが、僕がはじめてこのお茶を飲んだころ、日本では全く知られていなかったといってもいいだろう。工藤圭治さんが、杭州の茶葉博物館に行った際に入手してきたものだった。

「九曲」という名前は、なんだか武夷山の九曲を思い起こす。そんな感想を口にしたら、「うん、太平天国の乱の際、福建省の人々が戦乱に追われて浙江大塢山付近にやってきて作り始めたお茶なので、武夷山の九曲渓から名前を取ったらしいよ」と工藤さんが教えてくれた。

「紅梅」とは???一節には、梅の香りのする紅茶だからという短絡的な解釈がある。梅のかおりねえ。あまりかんじたことないなあ。むしろ、お茶を淹れた際の水色がとても綺麗な紅色なので、梅の花の綺麗さに喩えて紅梅と下というほうが、情緒があるなあ。あるいは、梅の枝が九曲がりの流れのようにうねっている様を思い起こさせる茶葉の形からきているのだろうか。

特に突出した味わいがあるわけでもないので、「獅峰龍井とならぶ茶」といわれてもあまり実感がないが、おいしいものは確かにおいしい。このあたりは、九曲紅梅が少量しかつくられないことから来たものだろうか。

やさしくて渋みのない味わいは、ほっとさせるおいしさ。名前の可憐さとともに、中国の紅茶のなかで注目したいお茶である。



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この記事へのコメント
ふとしたきっかけで思い出す・・・  九曲紅梅
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まるでマルセル・プルーストの「失われたときを求めて」のように~
(そんな大したものじゃないんですけどね~^^;)
何かちょっとしたきっかけで、ずいぶんか...
2004/12/21(火) 10:46:34 | URL | お茶すきさん #79D/WHSg[ 編集]
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