中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
不知春という名の凍頂烏龍茶
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台湾の春茶は、基本的には4シーズン分けるのが一般的だと言われている。つまり、

春茶 3月中下旬から5月上旬
夏茶 5月中旬から8月中旬
秋茶 9月上旬から10月中旬
冬茶 10月下旬から12月まで

もちろん、高山茶と低地のお茶では、気候がまるで違うし、それぞれの土地にあったお茶作りというものがあるので、この区分はあくまでも目安でしかないのだが、この区分に入らないお茶というのも、最近かなり目にするようになった。

例えば、冬片。1月になってから摘み始め、だいたい春節(2月中旬)まで摘まれるお茶だといわれる。それほど量を多く作らないので、貴重なお茶だといわれているのだが、冬茶を摘んだ後にこの時期に茶摘をしてもいいのだろうかと、ちょっと首を傾げたくもなる。もちろん、冬茶の摘み取りを早く終わらせてしまった場合は、新芽が伸びることもあるので、良いお茶になると結構美味しいのは事実なのだが。

鳳凰単叢の雪片のように、この時期しか摘まないというお茶だったら、大層貴重なのだが・・・。

それから、最近耳にするようになったのが、「不知春」。まるで武夷岩茶のような名前なのだが、これは台湾の早春茶の名前。春茶を摘みると前に摘む、超一番茶といったところだろうか。

3月上旬に製茶された早春茶を「春を知らないお茶」というところから「不知春」と呼ぶのだそうだ。福鹿茶の産地「鹿野」でも摘まれるが、最近では鹿谷でも作られるようになって、日本でも数軒のお店で販売されている。

今年は阿里山で雪が多かったり、寒い日がつづいていることから、烏龍茶を作るには、茶葉の成長が遅かったり、芽を痛めつけられたりで、高山茶の春茶は遅めになるといわれているが、鹿谷の不知春はちゃんと作られたというわけだ。

その不知春のサンプルが楽工房からとどいた。

凍頂烏龍茶としては粒が小さい。画像は暗いところで撮影したので、なかなか綺麗な緑がでなかったが、比較的きれいな緑色をしている。茶葉の香りも、とてもフレッシュ。いわゆる清香系のお茶で、青心烏龍種独特の香りがフンワリと屋だよってくる。

もったいないのだが、大き目のマグカップにそのまま茶葉を入れ湯を注ぐと、以下にも凍頂烏龍茶の春茶らしい香りが漂う。清香系のお茶でも、この香りは格別だね。味は、やや軽め。冬茶の特徴を持った春茶かなとちょっと期待したのだが、むしろ春の特徴をうまく出している「早春茶」だといえる。

なかなかおいしいお茶。春茶本番までの間に是非楽しみたいお茶だ。







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 今日、ウチのポストを開けてみたら、こんなモノが送られてきた。コレが送られてこなければ、多分アタシはスッカリ忘れていただろう。自分がメンバーになってたいた事なんて...。いやぁ、でも送ってくれて良かったょ。でなきゃ、損するようなモンだものね。楽工房さんからの
2005/04/08(金) 03:47:39 | お花とお茶とお化粧品と。