中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
お茶の味わいの表現方法
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お茶の味とか香りをどう表現するか。これはお茶にはまった人間だと、いろいろと考えたり悩んだりすることの一つだと思う。

比較されるのはソムリエ。彼らの世界では、ある程度類型化された香や味わいの表現法が確立しており、さらにそこに自分の感性を加える作業が行われる。一方、中国茶の世界では、なかなか味や香りの表現方法について、明快に説明してくれる人は少ない。

もちろん、中国では表現する手法としていくつかの言葉が存在してはいるが、中国で使われるそれらが我々日本人の感覚としてなかなかぴんと来ないのも事実である。

以前、こんな話があった。

「紫笋茶はたけのこの香がします」

この話を聞いたとき、頭の中は真っ白だった。笋の味。思い浮かんだのは、京都の料亭で出される若いたけのこの炭火焼きだった。そのたけのこはまるでコーンのような香ばしい香りがした。

紫笋茶がコーンの香がするわけがない。これは中国の煮たたけのこの香だそうだが、そんなもの、僕が知っているわけがない。

ちなみに紫笋茶がたけのこの香を発するのは、竹林に囲まれて育つからだというまことしやかな話があるが、そんなわけがない。紫笋茶の竹の子の字は、新芽の形状がたけのこのようだからである。

味や香の表現は、ついつい技術的表現になりやすい。中国茶を学ぶ者は、それを知っているべきではある。しかしながら、それをあたかも知識としてひけらかすように、一般の人に使うべきではない。何を言っているのか、全然わからなくて、「中国茶はむずかしいのね!」ということになってしまうからだ。

そのあたりのさじ加減を勘違いしないようにするために、いつも一般の人になりきってお茶を愉しむことも必要なのだろうと思う。僕が最近単なる茶のみおやじになっているのも、もしかしたらその辺に原因があるのだろうか。まさか、そんなわけはない。


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