
南アフリカのお茶といえば、ルイボスティーだ。
ルイボス((Aspalathus linearis、アフリカーンス語:rooibos)は、マメ科のアスパラトゥス属(英語版)の一種(1種)だそうで、針葉樹様の葉を持ち、落葉するときに葉は赤褐色になる。この葉っぱから作られるのがルイボスティーということになるわけだ。
ルイボスは、南アフリカ共和国は西ケープ州のケープタウンの北に広がるセダルバーグ山脈(英語版)一帯にのみ自生する植物で、だからルイボスティーは、南アフリカのみで生産される。
乾燥させた茶を湯で抽出すると、甘みがあり、カフェインを含まず、タンニン濃度もごく低いために、格好の健康茶になる。古くはケープ地方の先住民コイサン人に愛されていたという話であり、だからこの写真にあるように、KHOISAN TEAというブランドが生まれた。
イギリス支配時代は紅茶の代用とされたらしく、たしかに紅茶に似た味わいは、様々なフレバリーティーのベースとしても利用可能だ。

最近ではルイボスティーのチャイなどもあって、バリエーションに富んでいるのも面白い。そういえば、日本緑茶センターもキャラメルクリームの味を付けてルイボスティー売っていたのを思い出した。
お茶を飲みすぎて胃を荒らした時、あるいは妊娠期間中でカフェインがよくないという場合にも、このルイボスティーならお茶を飲んだ感覚になれるので、代用品としても十分成り立つ。いまや日本にはルイボスティー専門店なるお店もあるようなので、気軽に覗いてみたいものだ。


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