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中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
谷庄普シ耳沱茶
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先日知り合った雲南省出身の秦さんの店「李記穀荘」で扱っている普シ耳茶。まだ新しいできてほやほやの普シ耳茶だ。

中国雲南省思茅市景谷郷で作られる茶で、いわゆる大葉種喬木古茶樹で作られた生茶である。

思茅はいわゆる西双版納の北に位置する地域。伝統的な喬木古茶樹がある地域だが、あまりこの地域のお茶を飲む機会に恵まれない。

まだまだ若いお茶なので、タンニンの苦さが結構表に出てくるのだ。あと5年、良い状態で置いておくと、きっとおいしいお茶に仕上がるのではないかと思う、そんな味わいだ。

ここでは、他に餅茶、磚茶も扱っている。この若い茶の値段は、これから育てるということでかなり安い。茶の味わいはなかなかのものなので、是非自分で茶を寝かせたいという方には、よい材料を提供してくれるお店ではないか。

熟茶も生茶もあるが、同じように寝かせて、どのように味わいが変わるのか、実験してみようと思っている。






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康磚
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普段あまり飲むことのない四川省雅安市で作られる黒茶「康磚」。

これは多くがモンゴルに持ち込まれ、[女乃]茶にされる。内モンゴルと外モンゴルだと、その[女乃]茶の作り方が違うといわれているが、僕たちにはあまり区別は付かない。

そもそも使うミルクが違ったり、入れるバターが違ったりするのだそうだ。外モンゴル、すなわち現在のモンゴル国で飲まれる[女乃]茶は、この康磚を砕いて煮込み、そこにヤギや馬の乳を入れるらしい。

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正直に言うと、この康磚自体は、プーアル茶のようなおいしさは全く内お茶だ。かび臭さはないものの、ひねたお茶の味とでも言うのだろうか。ミルクを入れて飲む以外、清飲はなかなかきつい。

我が家には、こんなブロック状の茶がいくつかごろごろと放置してあるが、結局人に見せるだけのサンプル状態だ。でも、こういうお茶があるから、中国茶は面白いといえるのだが。



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プーアル茶を飲みに行こう!
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風邪をひいて寝込んだあとの、積もりに積もった仕事をやっつけながら、ああ、なんかだるいなあと思っているときは、思い切り気分転換が必要なのかもしれない。

おいしいものを食べに行くとか、仲の良い友人とおしゃべりに興じるとか。で、今したいのは、おいしいプーアル茶を飲みにいきたいことかな。

このあたりだと、ついついAndy Li師に「プーアル飲ませて!」とお願いしてしまう。気軽に行っておいしいお茶が飲めるおみせというのは、こんなときやはりありがたいものだ。





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そろそろ飲み頃?
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数年前の雲南省で開催されたプーアル茶コンファレンスの記念で作られた青餅。
そろそろ飲んでみようかなと。
本当は5年ぐらいたったら、毎年ほんの少しずつ飲んで、20年ぐらいで飲み終わるというのが理想かななんて。
こういう楽しみも、たまにはいいかもしれない。





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スクエア
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プーアルゼリーを作るときに、いつも迷うのがどのお茶にしようかということ。甘みがあって、ほんのりと小豆のような味わいがするお茶が僕は最適だと思うのだが、なかなかそういうお茶には出会えない。

そこで、取り出してくるのがこのお茶。そんなに古い茶ではない。せいぜい5年ぐらい。でも、このお茶が気に入っているのは、独自の火入れを後からしている点だろう。

プーアル茶に火を入れる。それは昔だったらとんでもないことだった。いまでも、きっと生茶のビンテージにはありえないことかもしれないが、おいしくなるのなら僕は気にしない。

たとえばしゃおしゃんのお茶は、生餅を焙煎する。その焙煎のおかげで、なんともおいしくて飲みやすいお茶に仕上がるのだ。こうしちゃいけないなんていう常識は、ここには通用しない。

そしてこのスクエアの茶磚は、熟茶を焙煎したもの。寝かせた年数の少ないプーアル茶特有の酸味もなく、ほのかな甘みがあって、なおかつ味わいが良い。小豆のような後味も好ましくて、飲んでもよいし、デザートにしても良い。

もちろん、紅印のめちゃくちゃおいしいビンテージ物などには到底及ばないが、それでも普段のみのお茶としては、上等な部類にはいるのではないだろうか。

去年の春に台湾の友人に送ってもらった茗心坊の茶磚である。







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疲れたときには茶粥を食べよう!
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今週は、なんだか会議ばかりで、とても疲れてしまった・・・。

会議の席上で、趣旨を説明し、資料を解説し、それに対して意見を引き出す。発言が少なければ適当な人間に発言を促し、話しの間をつなぎ、そして、結論を導き出す。そんなふうに議事を進行し意見調整するのが僕の役割。

まあ、場数をこなせば、そんなに苦労する事はないのだが、それでも、気を使う参加者が沢山いると、かなりのエネルギーを費やす仕事であることには間違いない。

あらかじめ、議事の流れを頭の中で考え、実際にそんな流れを作り出さなければならないので、そのための事前準備は不可欠だし、自分の手の届かないところに議論が流れていかないように、常に一言一句、相手の話す内容を適格に捉えなければならない。

ところが利害の対立する人が沢山参加する会議がこのところ多くて、一つ会議をするとグランド10周を全速力で走ったような疲労感が・・・。でも残念ながら、運動をした後のような快い疲労感であることが少なくて、ぐったりという感じの場合が多い。

だから、食欲も減退して、にもかかわらず馬鹿食いするので、やせるどころか、またこのところ体重が増え初めている。

そんなときには、絶対にanomaに行って、石鎚黒茶とか碁石茶の茶粥を食べるのが良い。

素朴な味だが、とても身体に染み込むのだ。身体の中からぽかぽかする。沖縄の塩を少しだけぱらりとかけて、あつあつを少しずつ頂くのがとてもいい。これを食べ終えると、うっすらと汗をかいて、心も身体も軽くなるから嬉しい。

anomaには、そのほかに、四国の郷土料理などがいろいろとあって、酒のみなら本当に嬉しい店だ。もちろん、そうでない僕のような人間にも嬉しい料理が沢山ある。

疲れてしまったとき、心も身体も元気にしてくれる茶粥、また食べにいきたいものだ。




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陸羽茶室の普シ耳茶
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陸羽茶室。インド人のドアマンが立ち、重厚な店構えの飲茶のみせ。観光客に毒されたとはいえ、いまだに、歴史がここにはいまだに時間を刻んでいる。そんな雰囲気が楽しみたかったら、平日の早朝に行ってみることをお勧めする。数品の点心をつまみながら茶杯を傾ける。じいさんが、一人で新聞を読みながら、蓋碗を扱っている。そんなここのお勧めは、なんといっても普[シ耳]茶なのだ。

この店に一歩足を踏み入れると、ショーケースにすばらしく古い餅茶が展示してある。ちゃんと値札が付いているので、売り物なのだろう。上をみるときりが無い。すばらしくおいしい餅茶を入手するのなら、専門店が一番だ。

でも、ここで飲めるお茶を自宅でも飲みたいとおもったなら、舊普[シ耳]がお勧めだ。「陸羽茶室」という文字の入ったスチール缶に入ったこのお茶は、リーズナブルな値段だ。お土産としても一流品だと思うがいかがだろうか。でも、消して安くは無いことだけ付言しておこう。



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TORAYA CAFE-菊プー
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潔すぎる南翔饅頭店にはデザートがなかったので、デザート難民と化したエスニック探検隊の面々は、巨大な六本木ヒルズを彷徨して、TORAYA CAFEを見つけた。

小さなお店なのだが、不思議な透明感を持ったお店だ。メニューに並んでいるものたちも、和洋折衷の面白いものが多い。

僕自身は、なんとなく南翔饅頭店で飲んだ茉莉花茶の余韻を残しておきたかったので、あっさりと加賀棒茶をオーダー。女の子達はカフェオレだったのだが、Y君が頼んだのが「菊プー茶」。

彼はこの「菊プー」という字をみて「キクプー」ってなんだ?と首をかしげることしきり。ついついでしゃばりな僕は、「これはねえ、「菊普茶」といってねえ、プーアールと菊の花をブレンドした中国茶なんだよ」などと薀蓄を。

しかし、「菊プー」は「菊普」。もし「普」をプーという風に中国語風発音標記をするのなら、「ジュプーチャア」だろうなあと。(笑)でも、「菊プー」は可愛いかも。

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ところで、デザートの方は、僕は加賀棒茶のゼリーを食べた。ざんねんながら棒茶の味はしなかったが、やや渋みのあるゼリーと甘味のあるゼリーの層を混ぜて食べると程よい味わいに。見た目も涼しげで、ちょっと蒸し暑い今晩みたいな夜には良いデザートだった。

ところで、Sさんが食べたデザートは、チョコレートと餡子を混ぜたもの。一見、羊羹?みたいにも見えるけれど、なんとも不思議な味わいだった。「如何してこの二つを混ぜようとかんがえたんだろうね?」などと話していたら、「それができたから、このお店をやることになったのですよ」とスタッフの女性が説明してくれた。でも、何故混ぜたのかという点に付いては、結局分からずじまい。開発担当の人のおもいつきか。



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日本の黒茶4-朝日黒茶
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日本の黒茶第四弾は、富山の黒茶。下新川郡朝日町蛭谷(びるだん)で作られている。なので朝日黒茶(番茶)などとも呼ばれるらしい。

このお茶は、振り茶(茶筅を使って泡立てる)で有名な「ばたばた茶」に使われるお茶だ。ばたばた茶にかんしては、ぎっちゃんのページに解説されているので、それを見ていただくとして、ここで作られる黒茶について、ちょっと薀蓄を。(笑)

このお茶も、日本の黒茶に共通している「大きく育った葉」を使う。大体八月の末ごろに摘んで(おいうか枝を落として)、大きな裁断機で裁断します。茶葉が付いた枝をざくざくと切っていくという感じ。だから、出来あがった茶葉にはごろごろと枝が混ざっているのだ。

これをじっくりと蒸してその後天日干しする。さらに、藁を詰めこんだ箱にしっかりと詰めこんで、後発酵させる。温度管理が大変なようで、このへんに日本人の神経のこまやかさが垣間見られる。

さて、このお茶、わざわざばたばた茶にしなくても飲めるお茶だ。そのせいか、缶入りのばたばた茶なんて言うのも売られている。これはそのうち別途UP。

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でも、ばたばた茶にする、つまり泡立てると各段に飲みやすくなるのは、泡のせいだろうか。泡の効果については、以前ここでも書いたけど、こういうお茶で体感すると、より一層泡の効果がよくわかる。

ところで、このお茶は、結構飲める。易い。四国の番茶よりも酸味がないのは、茶汁をしっかりと乾燥させてから箱詰めされるからだろうか。碁石茶などは、茶汁をかけて後発酵させるから、しっかりと乳酸菌が育成されて漬物になるが、この黒茶は、ひかくてきあっさりとしたお茶で、恐らくいままで紹介した日本の黒茶の中では一番飲み易いとおもう。

ばたばた茶の場合は、塩をほんのひとつかみいれるのだが、黒茶に塩を入れる習慣って、なんだか西蔵とかモンゴルのお茶のようだなあ。そんな風習は、どこかモンゴロイドのDNAで繋がっているんだろうか。

ばたばた茶は、たしか、鎌倉の陀陀舎さんで飲むことが出来たはず。興味のある方は、鎌倉へ足をのばそう!

ちなみに、福井県三方町でも同じような黒茶が製造されていたらしい。昭和51年に製造中止になり、この黒茶を富山県小杉町青井田の萩原という人が伝承して、いまでは青井田でつくられているというが、これと、朝日町の黒茶との関係は、よくわからない・・・。





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日本の黒茶3-石鎚黒茶
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日本の黒茶第三弾は「石鎚黒茶」。これも四国の愛媛県と高知県の県境付近にそびえる海抜1992mの石鎚山の山麓で作られるお茶。愛媛県周桑郡小松町石鎚地区で細々と作られている。

「馬糞茶」、あるいは「腐らし茶」などとも呼ばれているらしい。本名は「石槌晩茶」。

以前は、曽我部正喜氏がその製茶法のたった一人の伝承者だったらしいが、平成11年以降、TVでのこの茶の紹介により、幻のお茶を絶やしてはならないということで、周桑郡小松町の生活改善グループ「さつき会」が中心になって、その製茶法の保存に乗り出し、現在では、多少ながらも流通させられるようになっているらしい。

このお茶の作り方は、松下先生の「幻のヤマチャ紀行」とか中村先生の「番茶と日本人」にくわしいが、多少の差はあるものの、碁石茶の製造法に似ているみたいだ。

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この茶葉を見てもらうと解るように、とてもしっかりした茶葉。やはり夏の大きな茶葉を使うようだ。何枚もの茶葉が重なって固まりになっているところもあれば、ほぐれて一枚一枚になっている部分もある。

すっぱさは、碁石茶ほどではないかな。比較してみると、碁石茶よりも飲みやすい。でも、これも茶粥向きだね。このお茶の茶粥は、anomaで食べることができる。これって、すごーく貴重じゃない?!

すこしの塩を振って、木のスプーンですくって一口口にいれると、なんとも素朴な味が口の中に広がる。おいしいんだよね。こういう素朴なものって、絶対に未来の日本に残したいものだと思う。



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