中国茶、紅茶、日本茶、お茶のことをあれこれと。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
『中国茶の本』絶版らしい
中国茶の本

2002年11月に初版が出て、2011年11月までの間、度重なる重版を繰り返してきた『中国茶の本』ですが、どうやらこの度絶版になったようです。長い間、みなさんに読んでいただけて、本当にありがとうございました。

すでに、中国茶の世界で私の役割は終わったとおもっていますので、今後は後続の方々にどんどん活躍していただければと思います。

もう10年以上前になってしまいますが、この本を作った時の楽しかったこと(その様子は、こちらから)は、今でも忘れません。橘内さんとの毎日のようなメールのやり取り、日置さんの事務所での茶葉や茶器の撮影、お店への取材など、本作りって楽しいなって、本気でおもいました。

本業関係の本作りは、ただただひたすら原稿を書くだけなので、全然楽しくありませんが、この『中国茶の本』で、本作りの楽しさを教えていただいたことは、僕にとって本当に貴重な体験でした。

初版本にこの本作りに関わってくださった方々のサインが残っていますが、僕にとってはそれが一番の宝物です。多くの人に読んでいただき(最終的には5万分ぐらいでたのかな?)、そして少しでも中国茶普及に貢献できたのなら、本望です。


にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
中国茶経
R1148680

僕が中国茶を勉強し始めたころ、唯一中国で信頼できるテキストが『中国茶経』だった。
その後知り合うことになる姚国坤先生が執筆陣に参加していたこのテキストは、ぜんぜん知られていない中国茶の世界に僕を導いてくれたものだ。
もちろん中国語なので、わからないことも沢山あった。ただ、漢字であったことが救いで、中国語の辞書を引きながらこの本と向かい合った日々が当時は続いたのだった。

その後、中国でもお茶の世界が広がって、テキストも様々なものが出版されるに至っている。『中国茶経』よりも茶葉に関しては『中国名茶誌』の方が詳しかったし、図録に関しては杭州の博物館の『品茶説茶』の方が美しくて見ごたえがあった。そのうち、中国茶の世界から徐々に離れていって、多くの書籍を処分したけれど、それでも、なお、『中国茶経』だけは、手元において、時々ぱらぱらとめくっていた。

R1148679

その『中国茶経』が2011年に改訂されていたのは全然知らなかった。何処がどんなふうに改訂されたのかはわからないけれど、僕が最初に入手した時にはハードカバーだった1991年の初版本も、その後ソフトカバーになったし、未だに改訂版が出るとは、やっぱり中国でもベストセラーだったんだなあと、ちょっと感動したりする。

そろそろ、オフィスに置き去りにされているお茶の本たちを片付けなければいけないのだが、家とオフィスに一冊筒おかれた『中国茶経』、一冊は自炊して、iPadで持ち歩くのも悪くないかもしれないなあ。




にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
お茶の道、馬の道
2014-02-26 16.16.14

少し前に出版されていた茶馬古道の紀行記を
たまたま新宿の書店でみつけた。

中国の大学で教鞭を執った著者が綴る
茶馬古道の今を辿る旅。

雲南易武からラサを越え、遥か西まで続く茶馬古道。
そこにはロマンが詰まっている。
人、馬、お茶そして文化も一緒に通り過ぎていったにちがいない。
茶を輸出し、優秀な馬を買い求めた中国の
それによって伝播した多くの文化。
その痕跡を辿った秀逸な紀行記である。


『お茶の道 馬の道 -悠遠なる茶馬古道を行く』
著者:多田 碩佳
価格:1,680
出版:宮帯出版社 (2012/12/5)
発売:2012/12/5
ISBN-10: 4863668716
ISBN-13: 978-4863668713


にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
『茶の精神をたずねて: 時を追い、地を駆けて』
カメラロール-38


小川後楽先生の新刊書がいつの間にか出ていた。

茶の文化の祖、陸羽や蘆仝の足跡をたずねて中国各地をめぐる先生の壮大な茶の紀行。

龍井茶、蒙頂茶など名茶を求めて山深き清水の地へ
さらに食べる茶をさぐってビルマへ……

茶の文化の時空を往還する40年の遊歴を一冊にまとめた大作とのこと。

雰囲気的には布目先生や松下先生の中国茶紀行に近い気もするが
流石煎茶道の家元、漢詩をたずさえながら歩くさまが素晴らしい。

中国茶に興味のある方は是非ご一読を。



『茶の精神をたずねて: 時を追い、地を駆けて』
著者:小川後楽
出版:平凡社
発行:2013/11/8
ISBN-10: 4582623069
ISBN-13: 978-4582623062
AMAZON:http://www.amazon.co.jp/dp/4582623069


にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
『超級 マル食香港』
超級マル食香港
SIGMA DP2

『香港飲茶読本』に先立つこと2か月。この『超級マル食香港』が出版されていた。これも菊地先生の作品だ。こちらは飲茶にとどまらず、香港の食全般に目を向けたおいしい一冊だ。写真好きから見ると『香港飲茶読本』よりも広い視点で香港を切り取っているので、香港の魅力がより凝縮されているように見えて、好ましい。陸羽と陸羽の茶についても触れられてはいるけれど、むしろ他にも沢山魅力があるんだよ、香港にはと、この本は教えてくれた。

いはこの本を開くと、あちこちに付箋が張り付けられていて、この本片手にあちこちお店を巡ったことが思い出される。蓮香楼とか郷村飯店とか夏銘記とか・・・。おいしかったなあ。

これらの本は裏付けを見てみると、1997年に発行されている。僕がネット上にHPを開いたのが1996年なので、そんな時代の本だったのだ。この後中国に返還された香港は、以前のような魅力も減少し、その後みんなの視点は台湾に移ってしまったのだけれど、今でも当時の香港の魅力は本当に輝いていたなあって思う。

これらの本をひも解きながら、併せて牛嶋直美さんの『香港こだわり食材百貨』も併せて読むと、もう気分は当時のまんまという感じだ。ああ、やっぱり僕は香港が好きなんだなあ。だからやっぱり茶も香港茶が僕の原点だなあって今更ながらに思ったりする。

『超級 マル食香港』
出版:平凡社 (1997/03)
著者:菊地和男
ISBN-10: 4582633196
ISBN-13: 978-4582633191
発売:1997/03





にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
『香港飲茶読本』
香港飲茶読本
SIGMA DP2


まだ香港が中国に返還される前の魅力満載だったころ、菊地和男さんの写真に出会った。最初は雑誌太陽の香港特集。その素晴らしい香港写真の数々。ぱらぱらとめくっては、ああ、また香港に行きたいとため息をついてた頃のこと。

そんな時代に香港で中国茶に出会ったのも、今となっては懐かしい。その菊地和男さんが満を持して出したのがこの『香港飲茶読本』というコロナ・ブックのムック本。香港の食の魅力がこれでもかという感じで掲載され、いま読んでも、ああ、また陸羽で飲茶がしたいとか、シティーホールのガラガラと引きずられるワゴンに乗せられた数々の点心を思い出してみたり。

この飲茶読本には、もちろん中国茶の紹介だとか、イップ先生の投稿があったりと、中国茶にずっぽりと嵌った人間には、本当にたまらない本だった。当時お茶の本がまだまだ少なかった時代にあって、いわば香港茶芸のバイブル的な側面もあったのではないだろうか。

今やあの時代ほどお茶にぞっこんというわけではないが、トータルとして茶と点心という飲茶の在り方が、香港の魅力の大きな中核を占めていたのを思い出しながら、またあの時代の様に、香港を楽しめたらなあって思ったりする。

そういえば、その時代コミュニケーションツーツの中心だったNifty Serveのお茶の会議室で、「何時か香港で飲茶を食べるオフを開きたい」が合言葉だったのを今更ながらに思い出したりする。香港が中国に返還されてしまったことが、本当につくづく残念だ。





にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
茶経・喫茶養生記・ 茶録・茶具図賛
書籍

髙橋忠彦先生がこんな本を書かれていたを知らなかった。
気軽に茶の古典を紐解くことができるのは、とても嬉しいこと。

その昔、高橋先生の講義を茶館銀芽で何度もお聞きしたことがあったが、
とても真面目な先生で、そこがとても好感がもてたものだった。

この本で取り上げられているのは

中国唐時代に陸羽が書いた『茶経』
鎌倉時代に禅僧栄西が著し将軍源実朝に献じた『喫茶養生記』
そして中国の『茶録』『茶具図賛』

この本は要するに中国古典書籍の日本語訳であり、
日本の古典の現代語訳ということになる。
そのうち布目先生の本と一緒に紐解いてみようか。

取り上げられている古典は今の茶文化とはまるで関係ない本達だが
それでも茶を知りたい人たちには多いに参考になる古典ではあるのだから
原文に悩まされずに読めるということは画期的なことではないだろうか。


『現代語でさらりと読む茶の古典
茶経・喫茶養生記・ 茶録・茶具図賛』


著者:髙橋忠彦
出版:淡交社
発行:2013年4月2日
価格:1260円(税込)
ISBN:978-4-473-03867-8


にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
『love tea 恋に効くお茶』
IMG_3233


平野久美子さんの新刊、『love tea 恋に効くお茶』 (新潮社刊)が6月28日に発売!

平野さんから進呈いただいたので、さっそく拝読させていただいた。

そもそも、この本の帯が・・・。「大人のためのスローラブの媚薬」って、まるでHow to sex本みたいなこのコピーを見た瞬間、いやあ、これはなんの 本?って感じだった。

そもそも、「ご存知ですか? お茶は大人の男女にうってつけの愛の妙薬なのです。じっくり相手との関係を深めてゆくコミュニケーション・ツールとして。お酒より“セックス・ドライヴ”の高まるブースターとして。女性にはフェロモン・ティー、男性にはパワーアップ・ティー約30種をご紹介。とっておきのブレンド・レシピも教えます。」とあおるあおる(笑)

だが、平野久美子さんご自身は、「いままでとちょっと違った視点で、あれもお茶、これもお茶、お茶の世界は深遠だなあ・・・って感じて下されば嬉しいです。大人のためのお茶談義、としてお目通し下さい。」とのこと。

なるほど、お茶をコミュニケーション手段として考えようという提案は、でも、実はお茶の本質を相当的確に射抜いているのだとおもうのである。流石は平野久美子さん。

なかなか楽しく一気に拝読させていただいた。

平野さん曰く「編集部がいけいけ!のコピーをオビにも下記のサイトにも載せてくれていますけれど、お茶の魅力をちょっと違う角度から書きたかっただけ。あおるつもりはございません。私が初めて「デスマス」文体で書いた1冊でもあります。」とのこと(Facebookより引用)

じっくり相手との関係を深めてゆくコミュニケーション・ツールとして、お茶を楽しんでみたいものだ。

http://hilanokumiko.jp/



『love tea 恋に効くお茶』
著者:平野久美子
出版: 新潮社
ISBN-10: 4104245038
ISBN-13: 978-4104245031
発売日: 2013/6/28


にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
曜変天目茶碗が日本にだけ残存する訳
カメラロール-187

大阪の東洋陶磁美術館で油滴天目茶碗に出会い、その存在に惹かれたのは、もう20年ほど前のことであった。さらに静嘉堂文庫で曜変天目茶碗に出会い頭をガツンと殴られた。

中国福建省建陽市にあった建窯(中国語版)で作られたとされるこの茶碗は、現存が確認されているものは世界でわずか3点しかないといわれ、そのすべてが日本にある。

南宋の時代に作られたこの素晴らしい茶碗がなぜその時代に全て日本にもたらされたのか、すごく不思議であった。その時代の日本にそれほどの国力があった訳はない。その疑問はずっと僕の頭の何処かに引っかかっていた。

最近になってこの本に目を通す機会があり、なるほどそういうことだったのかと理解が出来た。本来は壊される運命にあった茶碗だったのだ。それが運命の悪戯で日本に渡来した訳だ。

正直言ってその運命の悪戯を僕は心から喜びたい。当時の中国人の文化的、或いは根本的な思想によって不吉なものとされたがゆえに、こんなに素晴らしいものに出会えたのだから。

詳しくはこの本を読んでもらうとして、日本の牧歌的な神様信仰や日の本質を見る目に感謝なのであった。




にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
『茶経』の研究書
カメラロール-73

茶経は布目先生の御本や論文や
高橋先生の御本や論文を何冊か
今まで読ませて頂いてたが
こんな本が昨年末に出てたのを
今頃になって知った

じっくりと読みたい本だ


陸羽『茶経』の研究
(世界茶文化学術研究叢書)
著者: 熊倉 功夫、 程 啓坤
出版: 宮帯出版社
発売: 2012/10
ISBN-10: 4863668619
ISBN-13: 978-4863668614



にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村

  

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。